ブログ

ドライフードのメリットについて🎵

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

鎖骨骨折生活37日目。

2階のカフェでで緑茶を出すんであれば、お団子とお汁粉は必須だなと思っている林です。

お団子の機械、便利ですよね〜

昨日食べに行ったお茶屋さんでお団子を食べたのですが、ガスで動くもので、お団子を乗っけておけば焼けるという優れもの。

間違いなく焼き鳥が焼けます✌️

#むしろそっちメインになる懸念すらあります・・・

にしても犬と一緒に入れる飲食店を作るって大変ですよね。

最近は規制が厳しくなっているようで、オープンキッチンはダメ、そして例えばお茶を淹れる行為も厨房じゃないとダメなんですって。

って思った時、ドッグカフェも結構なところがオープンキッチンじゃない??って思ったんですよね。

おしゃれに、そしてコミュニケーションを取りたいのならオープンがいいですよね。

開放感もある。

でも衛生面での不安があるとのことで、扉で区切らないと、って言われました。

年々状況が変化しているので合わせるのが大変になってきますが、自分がこれだったら入って実際に利用したい、っていうものを作れば間違い無いと思うんですよね。

だから妥協はしないで、言われたルールの中で試行錯誤中です。

なんかゲームやスポーツの世界と似ています。

訂正されると逆に萌えてきますw


さて、ドライフードのデメリットというか問題点は前回書きましたが、今日は良い点について🙆

あれだけ書きましたが、私はドライフードを嫌っているわけではなく、むしろ実家の犬たちのメインはドライフードです。

うちの親は忙しそうに働いているんで😅


そう、メリットその1は「便利、早い」

もうこれが圧倒的なメリットですよね。

忙しい日本人にとって犬猫のご飯を作るって結構な負担となっているのが現状でしょう。

また何を作ったら良いかわからず、本やネットなんかを見ると、とっても豪華な犬猫のご飯が載っていたりしますよね?

「よし、作ろう!!」って思っていても凝った料理なんて続かない。

結局数回作って無理、ってなってしまってドライフードに戻ってしまう、ってこともあると思います。

それに比べてドライフードは開けて出すだけ。楽ちん。

まずこれがいちばんのメリットですよね。


そしてもう一つのメリットは「保存性」の問題です。

当たり前ですが手作り食は保存が効きません。

大体は翌日ぐらいまでには食べて欲しいですよね。

冷凍をすれば日持ちはしますが、それでも数週間ってところでしょうか?


でもドライフードは違います。

賞味期限がそもそも数ヶ月から長いものでは2年ぐらい。

さらに缶詰なんかだともっと長かったりします。

保存もできて器に出せばすぐに食べられる、そんな便利なものが今の世の中では必須になっているんですよね。


それ以外のメリットは栄養のバランスが揃っているってこと。

タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル・・・

ペットフードとして出回っているものは基準をクリアしているので、ここら辺の栄養素は整っているはずです。

でもそれに関しては私は特に気にしていません。

というかその基になっている栄養学が全ての子に当てはまるわけでは無いです。


栄養の話をするとドライフードっていうのはタンパク質や脂質なんかの成分的には整っています。

またビタミンやミネラルもしっかり入っています。

でも前回も書きましたがどんな食材を使っているかわからないこと、作る過程で高温で加熱されているので、ほとんどの栄養素は壊れていること。

そして見落としがちですが、お肉や魚のタンパク質と大豆のタンパク質、そして小麦のタンパク質が同じように犬猫の体に利用されるわけではなく、当然ながら動物性のタンパク質の方が利用率が高いです。

これは「アミノ酸スコア」というものを見てもらえればわかりますが、植物性のたんぱく質は動物性のものと比べて身体にとって利用しにくいんですよね。

だから動物性のものよりも多く摂らないと、植物性のものでは補えません。


そしてビタミンやミネラルに関してh、加工の過程でほとんどが失われています。

だから後から添加しているんです。

その証拠にドライフードの原材料のところには、低温調理されたもの以外はビタミンやミネラルが添加されているって表記されています。

だから栄養のバランスが整っている、って言われますが、私はそれはメリットとしては捉えていません。

「便利、早い、保存が効く」っていうのが大きなメリットですよね

#早い、って打とうと思うとハヤシって打ってしまう・・・


ただここに問題点があるんだと思っています。

たまにそのメリットを使うんだったら良いと思っています。

今日は忙しかったから手を抜きたいな〜って日はありますよね。

スーパーのお惣菜や外食をしたい日。

あとは旅行に行く時とか災害時っていうのはドライフードがあってよかったな〜って思います。

でも毎日ドライフードってことは「毎日忙しくて作ってられない」って方も多いんだと思います。

もちろん「何を作っていいのかわからない」「手作りにしたけど結局ドライの方が調子がいい」って方もいるかもしれません。

そして忙しくなってくると「犬猫のご飯まで作るのは面倒」って方もいるかもしれません。


でも考えてみれば食事っていうのは生きていく上でいちばん大切なものだし、いちばんの楽しみですよね。

それが忙しいから作ってられないとか、作るのが面倒になってしまうってことはとても寂しいことです。


でもそれって飼い主さん個人個人の問題というわけでは無いと思うんですよね。

別に作れないからって自分を責める必要もないですし、作れない人を責めることもない。

実際に私も今までのように朝9時前から20時ぐらいまで働いていたら、自分のご飯を作ることもめんどくさくなって、動物を飼っていたらご飯はおろそかになってしまうと思います。


現代人は働きすぎなんだと思います。

特に日本人は・・・

まだまだ長く、自分の時間を犠牲にして働いた方が美徳と考えられている節がありませんか?

時間給っていう概念がそもそも「長く働いたもん勝ち」みたいな感じもします。

でも仕事ってそうじゃないですよね。

目の前の人に丁寧に接し、目の前の人の悩みを解決したり、目の前の人に感動を与える。

これが本来の仕事だと思うんです。

「働く」の語源は「傍を楽にする」

つまりそばにいる人を楽に、そして楽しくするってこと。

でも今の仕事ってそうじゃなくて「成果主義」「お金をもらってなんぼ」っていう色が強くなっています。

もちろん今まではそうじゃなければ生きていけなかったんだと思いますが、これからは無理をせず、成長なんて意識せず、目の前にあるものを大切にしていくことが大切になると思うんですよね。

そうじゃなきゃ自分も限界を迎えてしまいますし、自然、地球もこれ以上資源を取られていったらいずれは限界を迎えます。

自分が限界を迎えている人が多いから不機嫌な人が多く、体調の悪い人も多く、街の病院はいつも混んでいるんじゃないでしょうか?

余裕があっていつも上機嫌な人っていうのは、病院にはいかないと思うんです。

病院の待合室って基本的に機嫌が悪い人が多い気がします。

体調が悪くて長く待つので当たり前ですが、それが当たり前になっている世の中がおかしいんです。

そんな世の中だから動物も病気になり、動物病院も常に患者さんで溢れる状態になっているんじゃないでしょうか?


動物病院で働いていて思いました。

こんな世の中はもう持続不能だって。

だったらどうするか?

常に心に余裕を持つことがやはり大切なんですよね。

「衣」「食」「住」、これが人間にとっての基本であることは小学生でも知っています。

でも疲れてくると服にも気を使わず、食事は適当になり、部屋は散らかっていく。

これは人間にとっての生活の基本ができなくなっているってことであり、そんな状態で仕事をしても無理が無理を呼ぶだけだと思うんです。

まずは生活をととのえ、今を見つめ直すことが必要なのかなと思います。

生活に余裕ができれば動物たちのご飯も自分たちのご飯と同様に、手作りも混ぜることができるようになるんですよね。


ってことで話はそれましたがドライフードのお話はここまで。

次回からは手作りのご飯についての現時点での自分なりの考えを書きたいと思います👍


では🤗

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、静岡と東京を中心に往診をしております。

おすすめの記事
こんな記事も読まれています
記事URLをコピーしました