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体調を崩している時は食べなくていい

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

最近仏教系のYouTubeをよく観ていていて、本も読んでいるんですが、何となくそういうものに触れていると気分が落ち込んできてしまう林です。

何だか合わないんですかねw


そもそも生まれ変わり、カルマ、みたいなのがよくわからないので、ちょっと前提から無理なのかもしれないですw


そういうものあってもなくてもどちらでも良いですし、そんなもの誰にもわからないので、本当にどちらでも良いですが、結局は今をどう生きるか?

それだけなんですよね。

なら仏教も要らないのかもしれない、って思ってきてしまっているんです。

だって純粋無垢で今を生きている子供たち、そして動物たち、自然の生き物たちは仏教やってませんから・・・

ってなると、そっちを観ているだけで良いのかもしれないな〜って。


海は広いですよ👍


ってことでいろんな本を手放して行こうとしている今、本棚がスカスカになってきています😎

結局行き着くところは一緒。

宇宙。

あってもなくてもどっちでもいい。

人生は思う通りでもそうならなくてもどっちでもいい。

というか仕方ない。


もうどっちでも良いんです🤲



はい、みなさん病氣というか体調が悪くなった時、ちゃんと栄養つけるためにご飯をたくさん食べますか??

それとも「そんな食欲はない!!」って言ってダルいのでずっと布団に潜っていますか?


おそらくたくさん食べられるぐらいの方はそんなに重くないんでしょうねw


この両者、おそらくですが病氣が早く治るのは、食べない方ですよ。

これも絶対とは言えませんが、自然の流れ的にはそうだと思うんです。

犬とか猫、特に半分野良の外に行く猫なんかを観ているとよくわかります。

喧嘩をしたり病氣になったりで体調の悪い猫たちは、数日間、中には1週間ぐらい食べずにじっとしている子もいます。

じっと地面にうずくまっている。

ただただじっとしている。

そうして時間が経つと動き出しご飯を食べに行く。

そういう子の話を何頭か聞いたことがあります。

飼い犬猫もそうです。

だいたい体調が悪い時って食べません。


じゃあなぜ食べないのか??


最近の研究だと食べない方が白血球の動きが良くなるんですって。

白血球の動きが良くなるってことは、免疫力が上がるってこと。

身体が細菌などに対して勝とうとするためには、食べない方がいいってことなんです。


そのほかにも食べると消化管に血液が流れますよね。

消化にはたくさんの血液とエネルギーが必要なんです。

一説によると、タンパク質を消化するのには、その30%ものカロリーが必要なんですって。

つまり100kcal食べたのであれば30Kcalを消費しないとそのタンパク質を吸収できないんですって。

効率悪いですよね。


だから食べないんです。

そして食べないことにより消化管に流れる必要のなくなった血液たちは、傷ついた部分に流れ込むことができます。

血液に含まれている白血球は異物を倒したり免疫を上げてくれますし、赤血球は酸素を供給します。


傷ついた部分に血液が大量に流れ込むってことは、赤血球により酸素もよく運ばれるってこと。

治り良くなりそうじゃないですか??


さらにですよ、食べないと言うことは、消化管の中もきれいになっていくってことです。

我々人間もそうですが、動物たちの腸内環境も決していいとは言えません。

ドライフードやおやつばかり食べていて、半分以上の子達が太り気味です。

だから病氣なるのかもしれませんが、そんな腸を強制的にきれいにしてくれるのが「食べない」と言うことなんですよね。

断食で腸をきれいに、みたいなのを病氣の時は自然とやっているんですよね。


じゃあここで質問。


みなさん、動物が調子悪くて食べなくなった時、どうしてますか?

動物が食べようとするまで待ってますか?

それとも何か食べそうなものをあげて、時には無理やり口に入れて、時には「食欲増進剤」みたいなものをあげてまで食べさせようとしていますか??


待ってあげてもいいんじゃないですかね?

食べそうなものを探してあげるのは大切です。

でもそれを口元まで持っていってあげて、そのあと食べるかどうかを選ぶのは動物です。

そこで無理に口に入れても消化管は動いてませんので、消化吸収できません。

口に入ったら少し安心かもしれないですが、逆の立場なら無理に入れてほしくないですよね。


そして食欲増進剤・・・

これは抗うつ剤、向精神薬の類のものもあるので、自分だったらそこまでして食欲のない時に食べ物を口に入れたくないです。


まぁどこまでやるかは個人の自由ですし死生観の違いみたいなものもありますが、食べない方が早く治る可能性が大きい、って言うのは自然の流れてしては合っていると思っています。


だからどうか無理せず、優しく見守ってあげてください。


動物も自然の一部、自然というのは勝手に良くなるように、ととのうようにできています。

サウナに入るよりもしっかりとととのっていくようにできていますので、見守ることも大切です。

では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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