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待てる動物、待てない人間

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

昨日世界に2つしかないという、珍しい温泉に入って来た林です。

あぁその辺の話は後ほどする(かも?)しれませんw


ちょっと海辺を歩いていて感じたことがあったんで、書きたいと思います。


鳥ってすごいですよね。

大きい鳥でも小さな鳥でも、あの翼を広げて自由に飛んでいる。

素敵です。


でもよくよく見ていると、自由に飛んでいるようで、実際は違うのかもしれないって思ったんです。


いや、自由には飛んでますが、ちゃんと風に逆らわずに、風を活かしながら自由に飛んでいるなと。


さっき海の方から陸に飛んでくる鳥を見ていたんですが、その時割と強めの風が陸から吹いたんです。

風って空を飛ぶものからしたら、飛行に関して大きなウェイトを占めている大切な要素ですよね。

飛行機だってアメリカに行くのと帰ってくるのでは、偏西風の影響で1時間半から2時間ぐらい違ってきます。


地上で自転車を漕いでいても風の影響は大きいですが、空となると風向きで使うエネルギーも全然違うと思うんですよね。


ましてやスズメのような小さな鳥もいる。


じゃあ鳥ってどうしているのかな?って思ってみていたんですが、うまいですよ。

陸に来たかったけど陸から風が吹いた時、鳥はそのまま流されていましたw

全然頑張らないんですよ、あの子達は。

でもただ流されただけでは永遠と行きたいところに辿り着かないですよね。


流される時は翼を広げてただただ待っているんです。

流れがこっちに来るまで待っているんですよね。


で、風が弱まった時に羽ばたいて行きたいところに行く、そんなふうに見えました。


これは人間の世界にも言えることかもしれません。

スポーツなんかでは試合の流れっていうものがありますよね。

押されているチームに対して「流れが来るまで待つ」みたいな表現をされる方もいます。

人生もそうかもしれません。

流れの来ていない時期ってあります。

そんな時に待てるかどうか、なんですよね。


自然の中の生き物ってうまいこと待っているんですよ。

鳥に限らず、冬になると冬眠する動物たちは、どうやったら生きていけるかってことで待つことを覚えたんですよね。


アフリカのサバンナなんかの映像を見ていても、ライオンだってチーターだって、めっちゃ待ってますよね。

その食べ残しをずっと待っているハイエナたち。

その食べ残しを待っているその他の動物たち。


結局待っているんです。


んで、鳥を見ていて思ったんですが、待っている時は全然頑張っていなさそうなんです。


で、人間ってどうかなって思ったら、まず待てないw

特に今の文明に慣れると本当に待てない。

メールやLINEの返信なんかそうですよね。

別に今その連絡が必要ではなく、2日後でもいいのに、既読なんてついてしまったらもう待てないんです。


仕事もそう。

今やる必要はなくても、そして今自分に他にやることがあっても、違うものを焦ってやってしまうことありませんか?


旅行でもそう。

今ホテルを決めなくても、今チケットを取らなくても全然大丈夫だとしても、心配で予約してしまう。

その結果、気になるものがあっても「もうホテル取っちゃったからな」と言って諦めることも多い。


特に人間関係で待てないことが多いかもしれないですよね。


流れって絶対にあります。

気ってつくものには流れがあると思うんですよね。

空気、電気、気流・・・

そして気分、雰囲気、気。


1日の中でも、1か月の中でも、人生の中でも必ず流れっていうものがある。

その流れがちょっと自分の意図しているものと違うなって思った時、無理せず待っていられるか、それとも頑張って押し切ろうとするかで、生き方の楽さが変わってくるんだと思うんですよね。

頑張らずに待っていれば必ず流れが来るんだと思います。


暗くなったら寝て待っていれば朝が来ますよ。

しかも知らないうちに朝になっている。


まぁそんな感じです〜


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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