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日光浴とビタミンD

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

鎖骨骨折生活12日目。

本を読んでたりパソコンをやっていると姿勢からなのか、どうしても右腕がしんどくなってきてしまうので、昨日は3kmぐらい散歩に行っていた林です。

結果、疲れたんでしょうねw

お昼寝、というか夕寝を3時間もしてしまいました😅

#相変わらずペース配分がわかりません

でも太陽が出てくると外に出ていきたくありませんか?

それが動物ってもんでしょ👍


さて今回はビタミンDについて。


前回のサプリメントの回でもお話ししましたが、今ビタミンDを飲んでいます。

ビタミンDは骨を丈夫にしたり免疫を調整してくれたりするのに必要なビタミンです。

ビタミンDというと「干し椎茸」っていう感じですが、実は我々はビタミンDを食べ物からはそんなに多く摂取していないんです。

ではどうやって補っているかというと・・・

日光浴

なんですよね。


ビタミンDには植物由来のビタミンD2、動物由来のビタミンD3がありますが、人間にとって有用なのはビタミンD3なんですって。

でもビタミンD2をに紫外線を当てるとD3になるので、その意味で椎茸を干すのは理にかなっているみたい。

動物だと魚の「肝油」に多くふくまれているんですって・・・

肝油に接する機会ってないですね😅


ってことで食べ物から撮るのってなかなか難しいんですよね。

そこで「日光浴」ですよ。

日光浴をして紫外線を浴びると、なんと体内でビタミンDが合成できてしまうんだと。

生き物ってすごいですね。


ちなみに、動物って毛繕いをするじゃないですか。

あれビタミンD補給らしいんですよ。

被毛ってペタペタしてきますよね。

脂が浮いてくるんです。

なんと日光浴で合成されたビタミンDが被毛に脂として浮き出てくるんですって。

だからそれを舐めているんだとか。


さて、このビタミンDですが、不足してくるとどんな病気にかかる可能性があるか少し列挙してみたいと思います。

・骨粗鬆症
・くる病(骨軟化症)
・肥満
・心臓病などの血管系疾患
・ガン
・喘息、アレルギー
・糖尿病
・うつ
・風邪や炎症性疾患
 etc

いや、ほぼすべてやないか!!

ってことでとっても大切なビタミンなんですよね。


ところが、ですよ。

最近の人たちって紫外線を悪者にして、全然外に出ませんよね?

いや、紫外線関係なく全然外に出ないw

子供だって家でずっとぐうたらしています。


冬っていうのは日照時間も夏より少なく、紫外線の量も圧倒的に少ないですよね。

冬は気温が下がり乾燥するのでただでさえ体調を崩しやすい環境なのに、日光に当たる時間が少ないと上に書いた様々な病気にかかる可能性も増すんですよね。

これは聞いた話ですがスウェーデンなどの北欧の冬って日照時間が数時間、ってこともあるみたいです。

そして雪も多いので太陽が出ている時間は本当に少なくて貴重。

そうなると「うつ」が増えるんですって。

うつを始めメンタルが落ちている時って引きこもりがちになりませんか??

精神的に落ち込んでいながら浜辺で日光浴する人っていないと思うんです。

そこにもビタミンDが関わっていると思うんですよね。

さて、ここからが本題。

今の家で飼われている動物って、太陽にしっかり当たっていますか??

ちゃんと外に行って日光浴していますか??


ここ見逃している方多いと思うんですよね。


今の犬猫(それだけじゃないですが、犬猫しか診ていないので・・・)は本当に体調の悪い子が多いです。

7〜8歳になってくると徐々に病院にかかりだし、高齢になると毎週のように病院に行く、って人間みたいな生活になっていませんか?

それで薬を飲んでも良くならず、食事を変えても良くならない。

太っている子も多いですよね。

その原因の一つにビタミンD不足、つまり「日光浴」不足があると思っています。

特に猫たちは今家の中で飼うのが当たり前で、外に出してはいけない、みたいな風潮ありますよね。

いや、出たいなら出ればいいですし、出てうろちょろ歩いていた方が動物らしいですよ。

「そうなると車に轢かれるかもしれないじゃないか!!」って言われそうですが、車にもるのを控えればいいと思うんですよ。

そうすれば人間だって日光浴できます。


みんなせかせか急ぎすぎなんだと思います。

骨折して動けなくなって思うんですよね。

「別に急がなくたってどうにかなるんじゃないか」って。


「〜しなくては」って思うのって周りがそうしてるから。自分も本当は休みたいけどそしなきゃいけないのでは、って思っていると思うんです。

でもそれってもうそうなんですよね。

実際に忙しく働いている人ほど心に余裕がなく、日々の幸せを感じられていない気がします。

お金があっても忙しいと「心が亡くなって」いきますからね。

少し余裕を持って暮らしていくと自然にも触れ日光にも触れ、そして外にいる動物にも優しく接することができると思います👍


ってことで、ビタミンD大切ですよ〜

では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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