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手作り食を考える前に・・・

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

鎖骨骨折生活・・・

もう何日目か全然意識していないし、鎖骨が折れていることも忘れてしまっている林です🙋‍♂️

最近はほとんどサプリも飲まなくても大丈夫そうな身体になっている、って身体が言っておりますので、それに従っている毎日です。

昨日はPTAの集まりですよ。

PTAなんて「へ〜まだあるんだ、そんなもん。みんなめんどくさいんだったら辞めちゃえばいいのに」ぐらいにしか思っていませんでした。

まぁ今もそんな感じなのは変わりませんが、実際にPTAって何をやっているのかよくわかりませんし、何をやっているのかがわからないのであれば、あった方がいいのかなくてもいいのかの判断もできません。

って思っていたら昨年「PTA本部」からのお誘いがあったので即決してしまったわけですw

救急病院に勤めた時も「本当に動物の二次病院(人間で言う総合病院)って必要なのかな?」ってことで自分で確かめに行った感じだったんで、まぁPTAもそんな感じですよね。

さてさて、果たしてPTAは必要なのでしょうか・・・

そしてみんなが嫌がらないPTAは作れるのでしょうか・・・

#どうでもいいけどPTAって打つと「けいか」って変換されるんだけど、なんで?


さて、ドライフードについては色々書きましたので、今日は手作り食について書きたいと思います。

どっちが身体にいいのか?って聞かれたら、そりゃもちろん「手作りでしょ」って即答すると思います。

もちろん栄養のバランスなんかは気をつけなければいけないですが、加工食品より素材を1から調理師したものの方が身体に優しいことは誰でもわかると思います。

人間であれば、ですよ、どんなに身体にいいからと入っても子供にインスタント食品ばかり食べさせるお母さんはいないと思います。

もしいたとするとそのお母さんは働きすぎだし、育児のしすぎだしで疲れているんで、子供なんて誰かに預けて旅に出た方がいいです。

リフレッシュが必要です。


でもこれを犬猫だとやってしまっている。

この前も書きましたが、世の中みんな無理して働きすぎ、動きすぎなんです。

心に余裕がなくなると何をするのもめんどくさくなりますが、余裕が持てるとやる気も出てきますしみんなにも優しくなれます。

お母さんって基本何かに対してイライラしてセカセカしていませんか?

それってそのお母さんの性格もあるかもしれませんが、「結婚前はもっと優しかったのにな〜」って世の中のご主人は誰もが思っていることでしょうw

それって「忙しすぎ」るんですよ。

忙しいと書いて「心を亡くす」って読みます。

朝は子供のご飯を作り、中にはお弁当を作っている人もいます。

それからパートも含めて共働きの人も多い。

仕事場では色んな人と接しているので、イライラすることもあるでしょう。

んで、子供の帰宅時間も常に計算して動かないといけないし、帰ってくると洗濯物や晩御飯の用意もしながら子供の宿題を見たり習い事に送ったり、ってことを朝出る時間にすでに考えているんじゃないですかね??

そして晩御飯だったりお風呂だったりで子供がぐずる。

そんな中酔っ払った旦那さんが「ただいま〜」とか言って帰ってくるともうヤバいですよねw

やっとのことで子供を寝かしつけたと思ったら今度は部屋の後片付けですよ。

子供がいると散らかっていますからね〜

そして寝ようと思っていたら今度は夜泣き。

そして慢性的な睡眠不足で朝を迎え、また同じような1日が始まる・・・

そんな環境で犬猫を飼っていたら・・・

まぁ想像するだけで恐ろしいです😅


これ、こうやって書いてみるとそんな毎日って異常ですよね。

フルマラソンを走ったと思ったら翌日もまたフルマラソン、みたいな感じです。

超絶ブラック企業。

そんな日々を送っていたら色々めんどくさくなりますし、自分たちのご飯もだんだん適当になってきます。

これは犬猫に対しても一緒。

お子さんがいない環境でも家事に仕事に、そして旦那さんに対して気を遣い働きすぎな人が多いです。

女性だけじゃなく、男性も基本的には働きすぎ。

朝や夕方、というかいつでもそうですが、バスや電車に乗っている人で機嫌のいい人ってほとんどいませんし、車を運転している人もみんな顔が怖い😢

まずはね、その環境を変えないといけないと思うんです。

手作りにするかドライにするか、っていう以前の問題で、手作りを無理なく作れるような生活にするにはどうすればいいのか?ってことを考えてもいいと思うんです。

多分今の環境を一度見つめ直した方がいいんです。

骨折して感じたことは、「俺が休んでいても世の中何も変わらない」ってこと。

もちろん今病院をやっていないっていうのはあると思いますが、基本的に休んでも自分が思っているほど困る人はいないんですよ。

唯一大変だったのは、うちの奥さんだけですかね🙏


もちろんみんなが休んでしまったら世の中が動かなくなってしまうかもしれませんが、それでも昔はお正月なんかはみんな休んでいたけど誰も餓死にしなかったし、むしろ機嫌が良かった。

夏休みなんかも色んな企業がお盆に休んでいるけど、特にトラブルもなく働けている。

動物病院でいえば、お正月って前もって休みます、って言っておけば1日2〜3件しか電話がかかってこないわけですよ。

昨年のお正月は診察が3日間で6件ぐらい入っていましたが、そのうちかかりつけだった子は1件だけで、あとの子達はいつも言っている病院が休みだったから電話したとのことでした。

ってことはいつも行っていた病院がやっていれば、3日間で1頭しかこなかったってことですよね?

救急で、本当に病院が必要な子ってそれだけ少ないってことなんです。

もちろん定期的に診察をしなければいけない子もいますが、あれだけ待合室が混んでいるってことは必要じゃない患者さんも多くきているわけで、本当に必要な患者さんだけがくるようになれば、病院だって朝から晩まで開けておく必要はなく、毎日診察をする必要もないんですよ。

だって休みだったらやっているところを探しますから。

基本的に食事や生活環境をととのえ、ストレスを軽減できれば今動物病院に来ている8割以上は減らせると思っています。

そうすると1日に5件ぐらいですよ。

こうなると楽ですよね。

これはどんな仕事にも言えると思います。

一言で言うと「無駄が多い」

人間が生きていく上で今の世の中の仕組みって本当に無駄が多いんです。

病院の例だと人間もそうですが、風邪を引いたんであれば病院に行くんじゃなくてしっかり会社や学校を休んで寝ているだけでもいいかもしれない。
血圧が高いんであればまずは人間も動物なので、動くことを大切にしたらいいのかもしれない。
生活習慣病であれば生活習慣、つまり食べること、動くこと、寝ることを見直したらいいかもしれない。

そうやって見直していくと8割ぐらいの患者さんは病院に行かなくても良くなると思うんですよね。

だってみんな車で来たり歩いてきたり、バスや電車だったりできますよね。

担架や救急車で来る人ってほとんどいませんよね。

病気って基本的には自分で治すものなんで、本当の救急時以外は自分で治せるんですよね。


家の中をととのえるのも大切です。

家の中を見渡すと「欲しい」って思って買ったものが、今は無惨な形で散らかっていたり、どこかで何かの下敷きになったりしていませんか??

そういうものって本当に必要だったのか?
それは今の自分にとって必要なのか?

ってことを考えていると、本当に自分にとって必要なものもわかってきますし、それがわかればお金を払って使わないものを買うこともなくなる。

そうやって自分を大切にし、相手を大切にし、食べものを大切にし、ものを大切にし、家をととのえ、自分の時間をととのえていくと、本当に自分にとって必要なものって実は少なく、自分がやらなくてはいけないことってどんどん少なくなっていくんだと思うんです。

子供が大変なら実家に預けちゃってもいいし、実家がそばになかったり親もいないのであれば近所の人でもいい。そういった昭和型の人付き合いも面倒なところもありますが、今の世の中必要なんだと思います。

犬猫に関してもそう。

ペットロスなんて言葉がありますが、そもそも犬猫を家の中で飼う、っていう発想自体が人間にとって合ってないのかもしれません。

でもね、今の世の中って犬猫を家の中で飼うことが必要な世の中なんだと思います。

それは車社会になり自然もなくなり、暑くても日陰もないので家の中にいないと危ないんだと思います。

でも犬猫を中で飼いだした1番の理由を考えた時に「人間が寂しいから」っていうのが1番の理由なんじゃないでしょうか?

・子供が出ていって寂しい
・夫婦での会話がなくて寂しい
・仕事や学校で疲れて一人の家に帰ってくると寂しい
・自然と触れる機会がなくて寂しい

他にも色々な寂しさを紛らわすために犬や猫を家の中で飼いだしたんだと思うんですよね。


そうやって寂しさを犬猫に投影するようになってしまったから、その子達が亡くなったらペットロスになってしまうんだと思います。

ペットロスの人をどうするかって言ったら、カウンセリングを行ったり動物と触れ合ったり、もしかしたら動物を失った悲しみは動物を飼うことでしか癒せないかもしれませんが、それはずっと続けることはできません。

歳をとって動物を飼うってことは先に逝くかもしれないってことです。

そんな環境でご家族だったり近所の方だったりが次面倒を見てくれるんだっらいいんですが、そんな環境は今はない。

だったらなぜペットロスになるのかを考え、そうならないようにどうしたらいいのかを考える方が先だと思うんです。

そのためにはさっき書いた「生活をととのえる、心に余裕を持つ」ことが必要になり、日常生活で寂しさを感じることのないよう、しっかりと自分を労ってあげることが大切なんだと思います

そして「令和版、昭和の近所との付き合い方」も大切。

お互い干渉せず、他人の家庭関係に首を突っ込まず、必要な時にお互い様で手伝い合える環境。

もうね、何をするにもまずは身の回りをととのえないと始まらないんですよ。


ってことで次回は手作りご飯の話をしますね〜

では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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