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本人は何も困ってないかもしれない…

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

💻の画面がだんだん映らなくなってきた林です。

今は45度以上開くと確実に映りませんw

って事で携帯で書いております🤲

不慣れですw

さて、本日初診の方のお家にお邪魔したのですが、いい雰囲気のお家でした👍

大型犬だけでもテンションが上がるのに、薪ストーブまであるなんて😄

そういえば一番最初に勤めた病院も薪ストーブありましたねw

そういう所に惹かれるように最初からできていたのかもしれないですね。

初診だったのでいろんな事をお話ししたのですが、1番印象に残った言葉があったんです。

「この子は何も困っているように見えないんですよね」

多分、ですよ、この子を5年ぐらい前の自分が診察したら、すぐに色んな検査をしていたと思います。

確かに本人は元気。

でも出ている症状はちょっと厄介かな、っていう感じなんですよ。

でも言われて改めて気がついたし、自分も常日頃そう言っていたなって気がつかされたんです。

本人は困ってないかもしれない。

どの犬や猫を見てもそうなんです。

本人はさほど困ってない。

もちろん交通事故とか心臓が苦しいとかで困っていそうな子もいます。

でもそのほとんどは救急疾患。

命に関わるもの。

それ以外のものは痛みであっても痒みであっても、気持ち悪いであっても、本人は困っていないし、むしろそれを受け入れてその上で生活をしている。

目が見えなくなった子も、見えない事をしっかりと受け入れて、今できる事を精一杯やって、今できる事を楽しんでいる。

そう見えてしまうと、困っているのは実は人間だけだったりもするんだなと思うんですよね。

早く治さなきゃいけない。

この痛みや痒みは早く取り除かなければいけない。

避難、去勢も早くやらなければいけない。

動物たちは実は困っていないのに。

なぜ困らないのかと言われると、その現象に意味を与えていないから、だと思うんです。

例えば痒みがあったって「痒いな」って思っているかもしれないですが「嫌になっちゃうな」とは思ってなさそう。

「なんか身体がだるいな」って思っていても「このまま行くと死ぬのかな」とか「治らなかったら嫌だな」なんてことはおそらく考えていない。

その証拠にご飯になると尻尾振ったりしますよね。

これ、人間にはなかなかできない技。

でも人間以外にはできる技。

人間は何かが起きるとそこに意味を与えたがるし、だいたいその意味はネガティブw

もう9割方ネガティブw

でも動物を見ていると、結構能天気です。

動物には言葉が無いですからね。

意味を与えられないんでしょうね。

言葉が喋れないから人間が色々とやってあげないと、って思いますが、逆に言葉を持ってないから色々と考えないで常に全力で生きられる。

それを改めて感じました。

で、どうせ人間やっていて意味を感じてしまうなら、ポジティブに考えた方が得じゃないかな、って思うんですよね👍

これはずっと言ってますが、何より症状が出ていれば「デトックス、そして何かを教えてくれているんだ!」って思ったら前向きになれると思うんですよね。

これは練習だし修行だしw

習慣化が大切ですが、悪い面じゃなく良い面を探していくと、自分に得だと思うし生きやすくなると思います🤲

北海道で用水路に落っこちていた狐🦊

何かを訴えてきているふうにも見えましたが「お前なら大丈夫🙆」って言って愛を持って見放しました👍

では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉で往診しています。

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