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食べる=生きる

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

ホテルで出た無料のカレーを夕方に食べた後、居酒屋に行って焼き鳥を食べたら、見事に朝からお腹を下している林です。

デトックス中ですw

思えばお正月にビールめっちゃ飲んでお腹を下した時も鶏の焼肉屋さんに行ったんですよね・・・

肉食べすぎるとお腹に良くないのかもしれません。


さて、今日はそんな話。


お酒を飲んで居酒屋でご飯を食べて下痢をした。

ってことは、私はビールやハイボールアレルギーであり、鶏肉アレルギーなんでしょうか??

いや、そんなことないでしょ??って感じですよね。

タイミングの問題もあるかもしれないし、単純に食べ過ぎたのかもしれない。

脂が多かったのかもしれないし、冷えたのかもしれない。

まぁいずれにせよ少し控えたら??


これが人間が下痢をしたときのパターンですよね。

こんな感じでお腹を下してすぐに「病院に行かなきゃ!!」って行く人はいないと思います。

元氣だし食欲もあるし。


でもこれが犬猫だったら・・・



先日往診に行ったお家は小型犬を飼っていて、ここ1年ぐらいお腹が緩かったそうです。

でも元気で散歩は1日数時間、しかも走っている時間も長い、なんならそこら辺の犬よりもよっぽど健康的な生活をしています。

でもうんちがゆるい。

下痢もする。


で、聞いたんです。

「何食べてますか??」って。


そしたらフードはずっと同じものなんですって。

それが身体にいいからって言われたんで、って。


それは鹿のフードです。


ん〜って思いました。

鹿のフード・・・

いや、別に鹿が悪いわけではない。

でももしずっと同じご飯を食べていてお腹が良くならないのなら、それはご飯を変えるいいタイミングなのかもしれないって。


人間だったらそう思える。

それは頭で考えなくても「なんとなく」そう思えると思うんです。


でもなぜか犬猫になると
・いいものを食べていて下痢をするはずがない
・もしかしたら何かのアレルギーなのか?
・もしかしたら変な病氣なんじゃないか?

みたいになるんですよね。

いや、俺の下痢と一緒、食べ物変えてみたら??って感じなんです。


で、その方にも言ったんですが、それはただ今のフードが合っていないだけかもしれないし、元々は合っていたかもしれないけどずっと食べているせいで身体が反応しているだけかもしれない。

なんなら栄養が高くってただただ身体にそれ以上吸収させたくない、って言っているだけかもしれない。


でも、もっと大きな、私がいつも言っているけど、これ今まであんまり言っている人がいない食べ物に対する考えは

「この子の大きさで、鹿って捕えることできますか??」


自然界でその子が鹿肉を食べているところ、想像できますか??


それって生きる上で根本的な問いなのに、なぜか誰も考えない。

鹿肉は身体にいい、鶏肉はダメ、生肉はいい。

いや、その前に、小型犬が鹿や牛なんかを捕えることができるのか??

自然界では自分の捉えられる大きさ以上の動物のお肉にありつけることはほとんどありません。

ありつけるとしたら、誰かの食べ残し。

そんなものは毎日食べられません。

でも人間に飼われている動物は違う。

自分で捕らえられなくっても、自分で動いて捕らえに行かなくっても、簡単になんでも食べられる。

これが完全に不自然な氣がするんです。


そして旬かどうかも生きる上で関わっていると思うんです。

いくら健康にいい食材だと言っても、南国のものは基本的に身体を冷やすので、そんなものを1年中食べていたら冬は冷えてしまいます。

逆もそう。

ドライフードや様々な動物用のフードもいいですが、身体は1年中、生まれてから死ぬまで同じではなく、日々刻々と変化しています。

周りに適応しに行っているんですよね。

だからその辺を少し考える、というか感じ取るだけで、違うんじゃないかな〜なんて話をしました🤲

ドライフード、便利でいいですが、ドライフードが出るまでの何百年、何千年、いや何万年も動物たちはその時に食べられるものを食べて生きてきました。

そういう生き方もありだと思います〜


みたいなことを酔っ払いながらですがラジオに撮りましたw


https://creators.spotify.com/pod/show/ky619/episodes/ep-e2ud143


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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