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ちゃんとしないことを学ぶ

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

先日北海道で出会ったカイロプラクティックの先生のところに施術に行った林です。

いや〜奇跡ですね。

北海道に集まった20人ぐらいの中に、まさかすぐ行ける距離で開業している人がいるなんてw


先日北海道で泊まらさせていただいた、やはりカイロのイベントに参加していた方は、うちから自転車で10分ぐらいのところに実家があるし・・・


なんだか静岡と北海道が結ばれておりますw


さて、その施術の時のお話。

まず立ってみて、って言われて立ったのですが元々言われてはおりましたが、私結構な反り腰みたいです。

「すごい反ってるね」って昨日も言われました。


んで、施術を受けてもう一度立ち上がった時、明らかに姿勢が変わったんです。

自分としてはいい姿勢になった!って感じは全くありませんでした。

でも足裏で立てている、しっかりと地に足がつき、前後のバランスが取れている形に思えたんです。


でも個人的には背中が丸まっている感じがあったんで、いつものように伸ばして立とうとしたんです(それが反り腰なのかもしれないですが)。

そうしたら、背中を伸ばして立てないんです。

不思議でした。


そして思いました。

ちゃんと立とうと思っていた姿勢が、実は良くなかったのだと。


昔から猫背ってよく言われて育ちました。

猫背って言われると背中をまっすぐにしなきゃって言って、背中をまっすぐにするんですが、その結果反り腰になっていったんでしょうね。

そうなるといろんなところに負荷がかかり、また姿勢が悪くなるので、またちゃんとしようとする。

その繰り返しだったんだなと。


でも昨日施術してもらってからは、ちゃんとしようなんて気は起きなくなりました。

そう、姿勢がしっかりすると、氣持ちも穏やかになるんだと思います。


昨日カイロの先生と色々な話をしました。

普段は40分から1時間ぐらいの施術らしいのですが、氣がついたら2時間経っていましたw


身体を触ってもらい自分の癖や性質なんかを観てもらいながら話をしていたら、おそらくこの身体の大元の基礎、というか癖ができたのが、生まれてすぐだったのだろうな、ってことに氣がついたんです。

これは私だけでなく、どんな方も幼少期にそういう癖がつくみたい。


自分の場合は親が共働きだったので、生まれて2ヶ月ぐらいで祖母の家か保育園かに預けられたんですって。

なんかそういうところから少しずつ「ちゃんとしなきゃ」みたいなのが出てきたのかもしれないな、って昨日感じたんです。

だからって親も大変だったと思いますし、そこに対しては感謝しかないわけですがw


で、自分たちの子供を見て思うんです。

「こいつら、幸せだな〜」って。


俺、こんなに両親といる時間、多かったのかな〜って。


特にね、今静岡でほとんどの時間をフリータイムで過ごしている私は、下手をすると家の前にいるグラウンドゴルフで忙しいおじいちゃんよりも家にいるかもしれないんですよ😅

東京で仕事をしている時は静岡に帰るのが週に1〜2日、何かがあると病院に行くために日帰りで東京に、みたいなこともありましたが、最近はそういうのもない。


自分の両親が忙しい人達だったので、如何に子供の時に親子一緒の時間が多いことが大切なのかが、最近よくわかっています。


子供には子供の時間が必要だ、って昨日言われました。

最近の子供って子供の時間があるのかな〜ってよく思うんです。

幼稚園に上がる頃になると言われますよね。

「ちゃんとしなさい」って。

朝は幼稚園に間に合うように起き、眠い中ご飯を食べ、ぐずっているとお母さんに怒られながら、時には泣きながら自転車の後ろに乗っけられて幼稚園に送られている子供もいる。

幼稚園に行くと決まった服を着て、決まった時間に周りと同じような遊びをし、同じ時間にお昼ご飯を食べ、決まった時間に帰り、お母さんが仕事の子は夕方まで預かってもらっていたりする。

夜もお母さんが忙しいので一人で遊びながら、夕飯やお風呂は「早くしなさい」って言われ、「早く寝なさい」って言われながら寝る。

もちろん全て当てはまるわけではないでしょうが、大体こんな流れじゃないでしょうか??


それは幼稚園で終わりではなく、小学校に上がってもそう。

いや、小学校に上がるともっと「ちゃんとしなければいけない」って感じになりますよね。

ちゃんと授業中は勉強しなきゃいけない。

ちゃんと席につかなければいけない。

ちゃんと決まった時間に行かなければいけない。

ちゃんと宿題をしなければいけない。


そうやって大人になると、無意識に全身に「ちゃんとしなければいけない」っていうきもち入り、力も入っていく。


でも最近悟り、みたいな動画や本を見ていて思ったんですよね。

結局そういう苦悩にみんな苛まれた後に気がつくのが「無我」の境地。

自分のエゴを捨て、我を捨て、無我になる。

そうすると悟りを開ける、そのためにお経を唱えたり瞑想したり、厳しい修行をする。


でもでも、考えて欲しいのですが、無我になろう、って思わなくたって無我になっているヤツいませんか??


そう、子供(赤ちゃん)であり動物たち(特に野生動物)ですよ。


幼稚園前の子どもたちは無我ですよね。

何をするにしても没頭する時間が長い。

よく「トイレ大丈夫??」って聞いているお母さんに対し、自信満々に「大丈夫!!」って言っている子供が5分後に「ママ、トイレ〜」なんて言っているじゃないですか??

でもそれって「今」に集中しているからそうなるんですよね。


ちゃんとしよう、って思ったら「ちゃんと前もってトイレに行こう」ってなると思いますが、子供たちはちゃんとしようなんて思っていないから、行きたい時に「行きたい!!」ってなるんです。


ただ、結局そっちの方が身体も心も楽なのかもしれない、ちゃんとしなくても人間はいいのかもしれない、って昨日施術をしてもらった後の身体から感じたんです。


でもちゃんとしないというか、子供や動物のようにってなかなか大変ですよw

世間の声や一般的に信じられている常識よりも、自分の身体や心の声をしっかり聞き、それに忠実に、直感を大切にして生きるってことなので、すごい戸惑いもあります。

でも少しずつですね。

「太るからな〜」「高いからな〜」って考えてカロリーオフの発泡酒を飲むんじゃなくて「今これを飲みたいから飲む」っていう氣持ち大切にして、お氣に入りのビールを飲む。

まずはそこからですね〜


絵本、そのうち書きますw


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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