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ピンチはチャンス!!

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

コンクリートジャングルでカレーを食べた林です。

そしてその写真をこのブログでお馴染み?の「おすし」の飼い主さんに送ったら、見事に店名を当てられました〜

まぁお皿に書いてあったんですが、さすがグルメ!ご存知だったようですw


さて、食のお話の続きですが、だいたい食について話をすると決まって出てくるワードがあります。

「身体にいいのはわかっているんだけど、値段が高くてね〜」


これ、ものすごいわかります。

有機野菜をはじめ、調味料なんかもちゃんと作っているものってめっちゃ高いですよね。

日本だとあんまりないですが、アメリカではオーガニックのものしか食べていない鳥の肉だったり、草しか食べてない牛の肉や牛乳なんかもあったような気がします。

そういうのってめっちゃ高いです。

一般的なものの2~3倍の値段はします。

とてもじゃないけど毎食そういうものを食べていたら家計がもたない、っていう方多いと思います。

でも野菜なんかに関してはプランターでもいいんですよね。

市民農園を借りてもいい。

まずは自分で無農薬の野菜を作ってみる。

ここからスタートしてもいいと思うんです。

ピンチはチャンス、逆転の発想です。

高いなら作って仕舞えばいいんです。

作れるノウハウがあると強いですよ。

本を読んでネットを見て、YouTubeなんかの動画を見て知っているつもりになっても、いざ実際にやってみると全くうまくいかないものです。

市民農園で畑を借りているおじさんなんてもう10年以上作り続けている方も多いですが、毎年天候が違うから出来上がりも全然違う、っておっしゃっています。


食べ物って買うだけじゃなく自分で作ってもいいんです。

料理だって全部買っていたら高いですが、自分で作ったら安いですよね。


調味料に関しては今スーパーで売っているものの8割はちゃんとした工程で作っていません。

醤油や味噌、味醂やお酢。

発酵食品の類はちゃんと発酵させて熟成させるのではなく、アルコールなんかを用いて強制発酵させている場合も多いです。

しっかりとした調味料ってしっかり味がついているんで、逆に量を抑えられたりもできるかもしれません。

また、中には「グルタミン酸ナトリウム」が入っているものもありますよね。

いわゆる「味の素」

ダシ入り、なんて書いてあるやつ。

そういうのって人間が美味しく感じるように作られています。

でもそれは人工的な旨みなので、そういうのではなくしっかりと熟成された天然の旨みを持つ調味料や食材を用いることで、より自然な味覚を手に入れることもできると思います。


そして高いなら作って仕舞えばいいんです。


今年は味噌を仕込みました。

無農薬大豆に無農薬で育てた玄米の麹。

普通にそんな味噌を買ったらすごい値段すると思いますが、自分で作るとまぁまぁ安上がりです。


で、気がつくんですよね。

「今売られている味噌って、自分が作った味噌の材料代よりもはるかに安い」って。

出来上がりの味噌には
・材料費
・工場代
・人件費
・輸送費
・広告費

他にもいろんな費用がかかっているはずですが、それでも自分で作ったものより安かったりする。

ってことは・・・

そういう材料なのかもしれないってことですよね。


梅干しもそう。

ここ3年梅干しをつけていますが、梅干しってめっちゃ簡単に作れます。

で、気がついたんですが、自分で作った梅干しってめっちゃ旨いんです👍


今売られている梅干しってほとんどが塩以外に何か入っているんです。

減塩減塩と言って、何かいろいろ入っています。

最近はそういう梅干しは美味しくなくて食べられなくなりました。


それでいいんだと思います。


そうやっていると本物の味を自分で作れるようになってきます。

そしてそこまでお金もかからなくなってくる。


これは動物に対しても一緒です。

全てが実験でいいと思っています。

私に関しては知識を得たものを自分で実験しています。

食材、料理、サプリ、運動、医療器具・・・

いろんなものを実験しています。

犬猫に対してもそれでいいと思っています。

自分が身体にいい!って思っているものってだいたい犬猫にもいいですよ。

だって海外はどうか知りませんが、おそらく日本の犬猫って人間の食べ物を何千年、犬なんて何万年も前から一緒に食べているんですから。


ここ数年ドッグフードがメチャクチャな値上げをしています。

どんどん高くなり家計を圧迫してきていますよね。

そして動物病院のお金もどんどん高くなっている。

さらに光熱費や食材の値段も高くなる・・・


いや、これはチャンスなんですよ。

そろそろ何かを変えるチャンスなんです。

ドッグフードが高いのであれば自分で作ってみればいいと思います。

本を買ってその通りに作るのって結構大変、って思っている方も多いかもしれませんが、それならその材料を炊飯器に放り込んでボタンを押して仕舞えばいいんです。

そしたら1時間しないうちに犬猫のご飯ができていますから。

もし今の仕事が忙しすぎて、自分のご飯もまともに作る元気が出ないなら、その仕事を変えるチャンスなのかもしれません。


仕事を始めて8年間ぐらいの自分がまさにそうでした。

今でこそ味噌なんかも作っていますが、8年間で自炊をしたのって何回あったか・・・ぐらいしていませんでしたw

救急時代なんてコンロの火をつけたことなかったと思います。

ケトルでお湯を沸かすこともなかったと思います。

というか家でお皿で食べることはなく、外食かお惣菜で終わってました。



それって、生き物として終わっていますよねw

食べる、という行為はやめれない。

その食べるまでの行為を完全に人に依存している。


最近思うのが、そこまでして働く意味ってなんだったんだろう、ってこと。

忙しかったんですよね。

忙しいって「心を亡くす」って書きます。

当時の自分は人に対して全く優しくなかったんだと思います。

そして自分に対してはもっと優しくなかった。


身体がないと仕事もできません。

その身体を作っているのは食事です。

食は「人を良くする」と書きます。


何か立ちはだかったらそれをチャンスだと思って逆側を見つめると、何かより自然な、より人間らしい、いやより動物らしい生き方が待っているのかもしれません👍


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、静岡と東京を中心に往診をしております。

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