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また一人、若者の人生を狂わせてしまった・・・

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

近所に居酒屋がオープンしたんですが、そこの店員さんが以前診察していた患者さんで、なんとも言えない衝撃を受けた林です。

出会う人と出会い、再会する人と再会し、そして離れる人と離れる。

始める仕事もあれば辞める仕事もある。

春は不思議な季節ですね〜

#昨日から夏??


さて、先日福島に行った時のお話です。

患者さんの息子さんが今中学3年生なんですが、その子がまだ中学1年だった時、初めて八王子の動物病院に付き添いできたんです。

最初に来たときは特に息子さんとお話しした記憶はないんですが、それからしばらくして患者さんから
「息子が話をしたいって言っているんだけど、今度連れてきていい?」
って言われたんで
「もちろん!!」
って答えたんです。

いや、今考えたら最初の診察の時に「俺、中学とか高校行ってないんだよね」みたいな話はしたんだと思いますw


それで次に来た時にまた少し話をしたんですが、今覚えていることだと
・なんで学校に行くのか?
・なんで勉強をするのか?

みたいなことを聞かれて
「学校は楽しければ行けばいいんじゃない?つまらなかったら行かなくてもいいんじゃない?」
「勉強は・・・やりたくなったらやるからどっちでもいいと思うけど、特にやりたくない理由がないならやっておけば??」

ぐらいな感じで答えたと思います🙋‍♂️

他人様の子ですので、本音が言えます😎

#今はうちの子に対しても本音を言っています


その影響が出てしまったんですかね・・・

「動物系の仕事も面白そうって言っているから、ちょっと話聞いてあげて」って言われたんで、来年の高校生に聞いてみたんです。

「どんなことしたいの??」って。

そしたら・・・

  
「時間と場所に縛られない仕事をしたい」

という、なんとも素敵な、想像を遥かに超えてくる答えが飛び出たんです👍


お父様、お母様、ごめんなさい。

俺が自由に発言していたばかりに、自由すぎる発想になってしまっているみたいです🙏


「ってことは俺がそう見えていること」って聞いたら「うん👍」って言われたんで、ほとんど俺のせいですw


でもそれが子供の本音なんですよね。

日本に生まれが子供ってとってもラッキーだと思うんです。

多分世界で一番ラッキーです。

まず小さな頃から働く必要もない。

働いてもいいし遊んでいてもいい。

そして通学だったり遊びだったり、一人や友達と普通に遠出ができます。

先進国では多分珍しいです。

アメリカ人にそれを言ったら「信じられない!!」ってめっちゃ驚かれました。

それぐらい安全。

そして暮らしていくのに不自由のないお金を持っている。


なのに・・・

幸福度がめっちゃ低い。

中高生なんてみんなスマホを持っているのにですよ。


じゃあなんで幸福度が低いのか?って言ったら、やっぱり枠にはめたがるし、枠にはまっていない人をちょっとヤバいやつ、みたいなレッテルが貼られてしまうからなのかな〜って思うんです。

授業中じっとしていられない子は何かしらの病名がつけられますが、そんな子は野山を駆け回っていたらいいんです。

勉強やスポーツができないと「劣等感」を感じてしまう事もありますが、それは個性です。

私は最後まで数学と英語以外は好きになれなかったし、ほとんど勉強もしなかったけど、ちゃんと大学に入って卒業しました。

これがもし歴史も科学も物理も人並みにこなしていたら、多分数学と英語も合格点には届いていなかったと思います。

また、走るのは好きでしたがマット運動や鉄棒なんかは嫌いでした。

でも今思うと、大人になって歴史も科学も物理も、マットも鉄棒もやる機会なんてありません。

そして「できないとダメ」っていうシチュエーションは全くありません。


じゃあなんで子供はそうしなければいけないのか??

別にそうしなくてもいいんじゃないのか??

ただそれを言っただけなんですよね。


別に学校だって行きたくなければ行かなくてもいい。

行かないんだったら親や近所の人と遊んでいてもいいと思いますし、大人の仕事を手伝わせてあげたっていい。

いや、むしろそういう時に近くの大人が真剣に、子供たちの話を聞いてあげたらいいんです。

なんで行きたくないのか?
何が面白いのか?
将来は何をしたいのか?

そういう事も聞かないで「学校に行きなさい」はもう今の子供達は我慢できなくなってます。

だってYouTubeには楽しそうな大人が溢れているんですから。


日本ってとっても自由な国ですが、不自由にさせているのは大人の概念です。

子供にはそれを無視して、のびのびやっていってほしいですね👍

野良猫なんてずっと寝てますからね。

あれでいいんでしょうね。


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、静岡と東京を中心に往診をしております。

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