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キャッチボールしてますか?

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

東京往診4日間を終え、アメリカ人と友達になった林です。

タイミングが合う時は合いますね〜


さて、みなさん最近キャッチボールしていますか??

してないですよね〜

じゃあサッカーでパスをしたり、テニスのラリーなんかはしていますか??

あんまりしてないですよね〜


では、コミュニケーションの時にキャッチボールしていますか???

・・・

これもあんまりできていないかもですよね。

特に身内に関しては・・・


先日整体の先生から言われたことで、すごく気をつけなきゃなってことがあったんで書きたいと思います。

自分の言い方が、相手にとっては不愉快になる時がある。

そういう時ってどんな時なのかって話です。


結論から言うと

「一方的に話していて、それに対して相手が納得していない時」

多分こうなんですよね。


人間って思った通りに動いてくれませんよね。

他人は変わらない、そんなことはみんなわかっているはずなのに、なぜか自分の言う通りにならないと怒ったり悲しんだりします。

家族でも友達でも、会社でもそう。

時には動物にだってそうなってしまう。

でもこれって言われた側が悪いのかと言えばそうではありません。

言われた側にそれを求めるってことは、相手をコントロールしているってこと。

それって自分だったらとっても嫌なことですよね??

でもそれ知らず知らずのうちにやってしまっているんですよね。

親、夫婦間、子供、そして職場、さらには犬猫。

特に家族間では「なんでこんなことができないの」とか「なんでこうしてくれないの」みたいなこと結構ありますよね。


でもそう思う時って大体相手はそうしてくれませんし、そうしてくれたとしても相手は不満ですよ。


んで言われたんですが、そう言う時ってキャッチボールができていないんですって。


キャッチボールをする時ってどうですか?

サッカーのパスでもそういいです。

子供相手のキャッチボールで思いっきり投げる大人はまずいないですよね?

相手との距離感、ボールの強さ、高さ、それらを考えて相手に合わせて投げますよね??

サッカーでも相手のレベルを考えてパスをするはずです。

そこには必ず「思いやり」があるはず。


じゃあ家族や仕事場、そして子供や動物たちに対するコミュニケーションの時はどうですか??

ちゃんと相手のことを考えて思いやってコミュニケーションしていますか??


はい、していないですねw

全くと言っていいほどできていない時もありますよねww

自分がいいと思っていることを勧めて、向こうがいらないって言ったらムカっときたり、子供に対して言ったことが伝わらないとイラっときたり😅


でもこれって実際のキャッチボールで言うと、まだ受け取る準備ができていない人に対して豪速球を投げて、取れないのを残念がったり怒ったりしているのとおんなじことなのかな、と思いました。

実際にそんなことをすると怪我をしたり物理的に周りに迷惑がかかるのでそうする人はいないんですが、コミュニケーションという見えない形だとやってしまうんですよね。


ではどうしたらコミュニケーションにおいてキャッチボールができるのか?


それは

「何かを伝える前に架空のボールを投げて受け取る」

これです。


投げるのはなんでもいいです。

野球のボールでもお手玉でもピンポン玉でも。

でもそういうものを投げて返って、っていうラリーを1回、妄想でやってみると相手との距離感だったり相手のテンションだったりが分かってくるような気がします。

それをやると「押し付け」にならないような気がするんですよね。

で、その上で「本音をしっかり話す」ことが大切なんですって。

本当のキャッチボールでも相手のレベルはありますが、一球一球しっかり投げることが大切ですよね。


その上でその言葉を相手がどう受け取るかは相手次第です。

キャッチボールが苦手な人だったら、しっかり自分に合わせて投げてくれても途中でやめてしまうかもしれませんが、それはその人がキャッチボールをしたくなくなっただけのことで、そのことを責めても仕方がありません。

多分コミュニケーション、人間関係、動物との関係もその程度なんですよね。

伝わらなかったらそれまで。

そこに対して怒ってはいけないんですよね。

だってそれって、その人に今必要のない情報なのかもしれないし、自分の伝える準備ができていないかもしれないだけなんで。


ってことがわかったら、いかに自分がそういうコミュニケーションの仕方をしていたか、っていうのを反省しました😅

特に身内に対して・・・


でもこれ、医療関係者ってやりがちですよね。

いや、医療関係者だけじゃなく車関係だったり建築関係だったり、いろんなところでありますよね。

「専門用語」ってやつです。

専門用語を使うのは問題ないですが、それはあくまでもその分野の人たちとの間で通じるものであって、その分野外の人には通じません。

それを患者さんやお客さんにやってしまうってことは、結構乱暴だと思っています。


例えば野球選手とキャッチボールをしたとして、野球選手同士であったら相手が50m以上離れていようが、140km/hのボールを投げようが取れますよね。

でも全くの素人相手にそれをやったら危ないだけです。

だから絶対にレベルを合わせると思うんです。

我々もそういうことをする必要があるんですよね。

獣医も車屋も建築も、それぞれの専門用語がありますが、それをその分野外の人にわかりやすく説明する。

それができてこそのプロだと思います。


ってことで奥さんや旦那さん、そして子供達や動物たちとのキャッチボールを大切にしましょう!!


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、静岡と東京を中心に往診をしております。

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