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病は言葉から

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

鎖骨骨折から早くも2ヶ月が経ち、そろそろ自転車に乗ろうと思っている林です。

先日行った自転車屋さんのマスターが1月に大会で肩甲骨を骨折したと言っていました。

でも2月の大会に出るんですってw

俺も負けてられないです😎

#何事も負けず嫌い


さて、骨折をするといろんなことが見えてきますが、特に面白いな〜って思うのが、骨折後の経過を話している時の反応です。

まず鎖骨骨折を手術しなかったって言う話をすると
「手術しなくてよかったなんて、良かったじゃん👍」
って方と
「手術しなくてよかったの?ちゃんとくっつかないんじゃないの??」
って言う方がいます。

またまだ骨はくっついていないですが、縄跳びもできるし走れるし、お米ぐらいの重さなら普通に持てるようになっています。

まだ腕を上げると少し痛いですが、自分としてこの1ヶ月でものすごい腕が動かせるようになり、日々ととのっていっているな〜って思っているんですが、そこでも反応が分かれます。

「手術しなくても動かせるもんなんだね〜」
「動かせるようになってよかったね〜」
って喜んでくれる人もいれば


「やっぱり動かしにくいんだね・・・」
「まだそこまでなんだね・・・」
「リハビリ大変そうだね・・・」
「歳とってから痛くなるから気をつけてね・・・」
と、ハイパーネガティブな意見をくれる方も多いですw

わかるんです、ネガティブな意見をくれる方も心配してくれているんだってことは。

でも一つ言いたいのが、「それを言われると、こっちは気分が良くない」ってこと。

なんでもそうですが、骨折なんて最初の数日は動くこともできない。

痛くて痛くて寝ていることしかできないんです。

そこからあんまり動かさない生活をしていると筋肉が固まってきて、数週間で固まってしまします。

私は箸もペンも持てなかったし、動かしていいよと言われた時は腕のあげ方がわからないような感覚もありました。

でもそこからわずか1ヶ月で車の運転も往診も、そして縄跳びもできるようになったんです。

めっちゃ進歩。

でもそこで「まだそこまでなんだね」とか「将来痛くなるんだよね〜」とか言われるとどうですか??

治る気がしなくなってきませんか??


これは日本人に特有なのかも知れません。

極度の心配性なんですよね。

なんでも悪い方に考えてします。

だから病院は常に混んでいるし増え続けている。

テレビをつければ保険のCMばかり。


心配するのはいいんですが「不安」になっちゃいけないし、相手に不安を与えるのも良くないですよ。

そして自分では気がついていないかも知れませんが、現代人は自分で自分のことを病気にしていところも多いです。

こう言うネガティブな言葉が出てくるってことは、常にそう言う気持ちを持っているってことです。

例えば咳をしたりくしゃみが出たり熱が出た場合、今のほとんどの人は「風邪かな?」「インフルかな?」「コロナかな?」って思うんじゃないでしょうか??

子供でもそう思っていますよね。

でも気をつけた方がいいのは、事実はただただ咳や熱が出ているだけで、それを「風邪だ」って思い込んでいるのは自分だってこと。

つまり自分で病気にしているってことなんです。


咳やくしゃみが出た場合は「あ〜何かデトックスしてるんだな」って思えばいいし、熱が出たら「あ〜身体が戦ってくれてるから休もう」って思えばいい。

花粉症と言われているものもそうです。

昨日子供が学校から帰ってくるなり「花粉症になった」って言っていました。

聞いたらなんとなく目がしょぼしょぼするからと。

多分誰かに言われたんでしょう、それ花粉症かもよって。


これも要注意ですよ。

ただ目がしょぼしょぼしていたら、疲れているのかな、何か目に入ったかなぐらいで終わる。

でも花粉症かもと言われた瞬間に、その症状は「花粉症」になる。


自分は花粉症だって思ったら、テレビの花粉情報がとっても目につくようになり、勝手に今日は酷い日だ、って決めて、花粉が飛ぶ前から怖くなってくるんです。


そうやって病気になっていき、病気のことが頭から離れないから病気が治らない。

しかも今の世の中の良くないところは、何かを悪者にするってこと。

インフルやコロナなんかのウイルスを悪者にしたり、それをうつしてきた奴は誰だって犯人探しをしたり。

花粉も悪者にしたり。


そうじゃないですよ。

風邪になる人がいればならない人もいる、花粉に弱い人もいれば何もない人もいる。

それは個人の問題、つまり全ては個人の問題。

自分の身体をととのえているのは常に自分ですので、そう言う気持ちを持っていれば医者や薬に頼らず、外の環境にも振り回されることが少なくなる。

疲れていたら休む、目が痒かったら目を洗う、あとはしっかり寝る。

そう言う当たり前のことをするために身体は症状を出してくれています。


それに従うだけなんですよね。

全ては自分次第で、全ては自分でととのえていく力がある。

私はそう感じています。


言葉って大切です。

いい言葉を使っていると周りも気分がいいですし、「バカ」「疲れた」「クソ」みたいな言葉を使っていると周りも気分が悪くなります。

そして自分も気分が悪くなります。


まずは自分がご機嫌になれる言葉を使っていくことですね〜


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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