一期一会
こんにちは〜
鎖骨骨折生活19日目。
ただただお守りを買うためだけに東京に日帰りで行ってきた林です。
骨が折れてても動けるものです👍
#良い子は真似しないように
さて、前回の皮膚のお話の前に、昨日あったことを書きたいと思います。
最初の目的は、東大の近くにある神社で受験のお守りを買うためだけに東京に日帰りをしようと思ってたのですが、年末にとあるお知らせが。
オーストラリアの獣医の大学に行っていた日本人の子から「無事卒業して獣医師になれました〜」っていう嬉しい知らせが届いたんですよね😊
就職はもちろん向こうなのですが、仕事が始まるまで1ヶ月ぐらいこっちに戻ってきているから会えませんか、とのこと。
会いたい・・・
でも・・・
骨折してるんで動けないかもw
年末はもちろん無理でした。
でも日頃の行いが良かったおかげなのか(?)、だんだん動けるようにもなってきたし散歩も行けるようになってきたので「まぁ、なんとかなるでしょう🙋♂️」ってことで昨日会ってきました✌️
なんでオーストラリアに行った日本人大学生と知り合いなのか?って気になりますよねw
3年前、ちょうどコロナが流行っていた時期、欧米は日本よりも激しい規制が敷かれていました。
学校の授業はリモートで行われていたので、その子も日本に帰ってきていたんですよね。
そしてリモートで授業を受けているだけでは暇だし、そんな状況だと色々と考えてしまう、ってことで救急の病院に実習に来てくれたところで出会ったんです。
その後八王子の病院にも週1で来てくれて、お家にもお邪魔させていただいて、ご両親にもお会いして、昨年は彼氏さんにもお会いして・・・
もう家族みたいな感じですよ😊
その後オーストラリアに戻って無事に大学生活を終えて帰国した、と言うわけです。
もうね、偉すぎるんですわ。
18歳でオーストラリアに行く、って言うのもそうだし、積極的に病院に実習に行っていたり。
私が学生の頃なんて時間があればボウリング場でバイトして、ボウリングしてましたからw
雲泥の差。
圧倒的敗北。
そんな子なんですがやっぱり異国での仕事のことで悩んでいました。
仕事が始まる前ってみんなそうですよね。
ワクワクの気持ちもあるけど、やっぱり怖いですよ。
知らないことを始めるのって怖いんですよ。
逆に獣医だったり医療に関わる人っていうのは、そういう怖さを持っていないとダメだと思います。
今まで色々見てきましたが、勢いが優っている人って失敗が多いです。
もちろん失敗はしていいんですが、命に関わる失敗はしないほうがいいし、気がつくならもっと手前がいいですよね。
そこには臆病な気持ちっていうのが絶対に必要なんです。
彼女はそこをしっかりと持っています。
本人は心配、って言っていますが、親と離れて外国で獣医師になる、って決めた人間を「無理でしょ〜」って思っている人はいないですよ。
臆病であり怖さを持ちながら、でも自分のやれることはしっかりやり、チャレンジもしていく。
多分私が今まであった中で、一番「芯」が強い人ですね。
そんな若者が私に毒されてしまったのですよw
救急、そして八王子で診察を見てもらったり色々話をしていると、芯がすっごく太いと同時に、今の世の中、そして「命」についても良く考えているんだな〜って感心しました。
そんな中で動物医療や動物病院の在り方、飼い主さんとの接し方なんかを色々話しした結果、向こうで病院を選んだ理由について
「林先生の診察スタイルに似ていたから」
と、100点満点の理由👍
日本もそうですがオーストラリアも企業による買収が増えているみたいですし、大きい病院と小さな病院に分かれているみたいです。
日本も綺麗な大きい病院が増えましたよね。
どの病院も新しい機会をたくさん揃えて「高度医療、最先端医療」を謳うようになってきています。
でもそこには大切な何かが置き去りにされている気がするんですよね。
動物と飼い主にとっての幸せは何か??
病気を詳しく調べるのに機械は必要ですし、治療にはお金がかかります。
それは誰もが認めるところ。
でも一番便利な道具って、自分の目であり耳であり、手であり、そして感覚なんですよね。
まず誰だってそこから診察がスタートするんです。
だからそこを一番大切にしないといけないんですが、検査機器が豊富にあるとどうしてもそこをおろそかにしてしまう。
そうなろと検査しなければ何もわからない、って風潮になってしまうんですよね。
彼女が選んだ病院は触診をして問題なさそうなら「家で様子見て〜」っていうこともあるそうです。
それでもいいと思うんです。
動物たちは検査をして欲しいとか薬を飲みたいなんて思っていません。
飼い主さんがどう思うかです。
そして飼い主さんが一番求めているのは「安心」であり、それを得るために検査や治療があるんです。
もし治療の必要がなく飼い主さんも安心できるんであれば、お話をしっかりしてあげればいいんです。
私の骨折のように👍
経験は大切です。
診察する症例は多いに越したことはありませんし、経験が多いほど引き出しも多くなるのも確か。
でもどう考えて診察をするか、が一番大切だし成長のスピードも大きく変わります。
症例を多く経験したいあまりに患者さんに追われ検査に追われ、ルーティーンで診察を「こなす」のか。
それともどんな患者さんに対してもしっかり目を見て動物を触り「丁寧」に診察をするのか。
「いついかなる時も一期一会を大切にし、丁寧に診察をしていくだけでいいんじゃないかな。」
って言ったらスッキリしてくれたみたいです。
彼女も「安心」が欲しかったってことなんですよね。
誰だって不安になった時はそうなんですよね。
オーストラリアは強制的に取らないといけない有給が結構あるみたいで、みっちり仕事をしたらまた日本に長めに戻って来れる、ってことでした。
彼女と会うのはおそらく年に1回。
それもお互いの日程が合えば。
でもなんか合うんですよね😊
「一期一会」大切に生きたいですよね。
では🤗
あけましておめでとうございます。
以前、八王子の動物病院でお世話になりました。
腕、お大事にして下さい。
質問させて下さい。
昨年、9月頃にストルバイト結晶が出た猫のことです。9月から、フェルミナの療養食のs/oを食べていますが、相変わらず、キラキラしたおしっこが出続けています。肛門もよく舐めています。たまにトイレ前でうずくまってたり、苦しげな体制でおしっこをしていることもあります。時間も長いです。
フェルミナから、s/oの他に、sというのもありますが、このSの方がストルバイト結晶をよく溶かすのでしょうか?
今年も林先生のブログで勉強します。
よろしくお願いします。
こんにちは。
今の尿検査の結果がわからないので、それがストルバイトなのかも分かりませんが、Sの方がストルバイト用なのでストルバイトなら解けるかもしれませんね。
でも体質もあるでしょうし、ストルバイトの原因は食事だけでなく、ストレスや運動なんかも関わっていると思うので、一概には言えません。
ドライでダメなら手作りを混ぜいてもいいと思います。
まずは本当にストルバイトなのか見てもらってもいいと思いますよ。
ありがとうございます。
検査の結果は、ストルバイトでした。ph7で、尿路比重は、1.070でした。Sにフードを変えてみて、スープや、水分を取るようにして、運動不足もあると思うので、走ってもらいます。おしっこは出ているので、
様子を見ていきます。ありがとうございました。
「スプーン1杯から始める猫の健康食」を読んでみます。手作り食は、考えていなかったのですが、勉強してみます。
少しずつやっていってみてください〜