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食べ物について

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

なんか最近出会ったことのないジャンルの人とよく出会う林です。

これでいいのかな、とも思いながら生きていますが、なんとなくこれでもいいのかな、って思いながら生きることにしています👍


さて、最近食べ物に悩んでいる方、多いですよね。

人間も動物も・・・

あれは身体にいい
これは身体に悪い

そんなことをよく聞きます。


自分も最近までそういう考えでした。


はい、傲慢でしたw


ちょっと一度待って考えて欲しいんです。


その良い悪いって、自分が決めている基準って、誰の基準なんでしょうか??

それは本当に自分が感じたことなのか?

それともどこかからの情報をもとに、頭で考えて導き出した結論なのか・・・


私の場合は圧倒的に後者。

小麦が悪い
砂糖が悪い
牛乳が悪い
牛肉が悪い
あれもダメこれもダメ・・・

これが原因でしょ。


よく言ってきましたし、今もそう思うこともあります。


でもなんかめちゃくそ違和感に感じてしまったことがあったんですよね。

それは犬のご飯の話になって、鹿とか馬とかは低脂肪で身体にいいとか、鶏肉とか牛肉は薬を使っていたり飼育環境もあるから身体に悪いとか、そういう話になったんです。


でも最近感じるんですよ。


そう言って食べている、これが悪いのかもと言って食べたその肉、元々は100%生きていた動物です。

どうやって飼われていたかは知りませんが、元々は生きていました。

そう、我々人間と一緒、目の前の犬猫と一緒です。


その動物たちが生きてきて、誰かに殺されて(我々のために殺してもらって)、その身体を解体し、そして流通してもらい、販売されて家にやってきます。

ドライフードにはそこに加工するという工程も含まれます。


お金を払って手に入れたお肉、お魚、もっというと全ての食べ物は元々生きていましたし、その命をいただいています。

そこに関わった人も無数にいます。


その事実、もっと見つめたほうがいいと思うんです。


これが身体にいいからと行って食べているそのおやつ、それも元は動物です。

これが身体に悪いと言っているそのお肉、それも動物です。


自分もそうでしたが、そうやって良い悪い言っている時って、間違いなく感謝なんて存在していないですよ。

いや、そんなことなんてどうでも良く、全ては自分のため、自分の健康のため、自分が良ければ動物の命なんて考えたことなかったです。


動物に対してもそうです。

あれがいい、これが悪いなんて言っていた時はそこに、その命を捧げてくれた動物や植物に対する感謝の念など、全くありませんでした。


身体にいいものを探すってことは、そう言った感謝を忘れてしまう可能性も含んでいます。


私は食事はなんでもいいとは言いません。

でも食事内容よりもどうやってその食事をいただくか、その想いのほうが大切だと思いますし、そうやって食べたものが身体に対して悪さをすることはないと思うんですよね。


実際に良い悪いって考えながら食べていた時、そういう時って人に対しても、起きた出来事に対しても良い悪いで判断していました。

全然健康じゃなかったですよw



最近子供が一口だべるごとに「いただきます」って笑顔で言っていました。

何に対していただきますって言っているのって聞いたら

「地球」

って答えていました。


大人ってなんなんでしょうねw


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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