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食の安全を守る人々  

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

サンダルの日焼けあとを往診先で突っ込まれ続けている林です。

サンダルに慣れてしまうとスニーカーなどの靴を履いた時の圧迫感が不快になり、どうしてもまたサンダルに戻ってしまい、日焼けが止まりません・・・ 

来年の春まで残っていたら「おめでとう」の一声でもかけてください🤲

#自転車乗りの短パン焼けは年を越します


さて、今日のタイトルの映画をご存知でしょうか??

って言ってもほとんどの方がご存知ないかもしれません。


現在日本の「食」は驚くほどひどいものになってきています。

食料自給率。

これを聞いたことある方は多いと思います。

現在カロリーベースの自給率は38%程度。

これは先進国の中では最低レベルです。

カロリーベースなので野菜などのカロリーの低いものの自給率が高くても、肉や油なんかのカロリーの高いものの自給率が下がってしまうとこの数字は下がってしまいます。

だから穀物や野菜は自分で賄えているから大丈夫、って思っている方もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか??

じゃあ野菜のものになる「種」の自給率はどれぐらいかご存知でしょうか??


なんと10%以下です。

試しにホームセンターなどでタネの裏側を見て生産地を確認してみてください。

チリだったり中国だったりフランスだったりアメリカだったり。

日本さんはほとんどありません。

落花生ぐらいでしょうか。


鶏卵は日本で賄えていますが、雛達は海外に依存しているという記事も見たことがあります。


それはそれで問題なんです。

何かが起きた時、日本の食は確実に今のままだと持ちません。

東京都の食料自給率なんて多分1%以下でしょう。

そんな国、持つわけがないと思っています。

なのにみんな食べるために「お金」を稼いでいますよね。

もうここで最大の矛盾が起きているわけですよ。


でもそれに輪をかけて食について考えなくてはいけない問題があるんです。

それは「農薬、除草剤、添加物」などの化学物質の問題。

そして「遺伝子組み換え食品」について。


なんとなくこれらを聞いたことがある方も多いかもしれませんが、しっかりと調べたりそれらについての本を読んだりしたことのある方は少ない、いやほとんどいないと思っています。

農薬はなんとなく身体には良くないって知っているけど、何が良くないのか?

添加物って安全だから使われているんじゃないの?

遺伝子組み換えって何?


こういう疑問ってありますよね??


これらに答えを出していくってすごく難しいことです。

今除草剤の問題はアメリカやヨーロッパですごく話題になっています。

使用禁止になっている薬も多くあります。


一方日本は・・・

と言うと、どんどん使用に関する規制が甘くなっているんです。

つまりどんどん使っても大丈夫なようになっている。

そう、日本だけおかしな方向に行っているんです。

こう言う情報はいろんな本に書いてあります。

でも日本人のほとんどは知らないんですよね。


情報って自分で調べないと手に入らない時代になってきています。

テレビを見ているだけでは必要な情報は入ってこないようになってきています。


まずは知るところからなんです。


その上でやっぱり本って大切ですよね。

本にはいろんな情報が載っていますし、ネットの記事よりはたくさんの方が校閲されているので信頼もおける。


まずはそう言うのを知るところから始めてください。


そしてもう一つ。

ここは最近すごい自分自身も考えているところですが
「生きるとはなにか」
をもう一度考えてみた方がいいと思っています。

食べ物はどこから来るのでしょうか?

その全ては自然由来です。

本来は食べ物の全ては自然由来です。

なぜなら我々生き物が自然の一部ですので、自然のもの以外は食べ物として成り立たないんです。


じゃあ今その食べ物をどうやって手に入れていますか?

ほとんどの方が「お金を出してお店で」手に入れていませんか?


もうこれが不自然なんです。

食べるためにお金を稼ぐ、って言う発想がもう無理になってきている。

本気でそう感じています。

考えてみてください。

近くの人で作物を作っている方はいらっしゃいますか?

作っている方がいたとしても、そのほとんどはご高齢の方じゃないですか?

若い人はお金の儲かる仕事を選びがちです。

いや、今の日本は社会人のほとんどがそうなっている。


でもそのお金で買える野菜などの作物を作る人がいなくなったらどうしますか?


スーパーでお肉やお魚が売っていますが、それらを育てる人、採ってくる人、そして何よりもそれらを殺して捌いている人。

そういう人の元、そしてそういう動物の犠牲の元に我々は生きている。

そういう感覚って今ないですよね??


何が問題って、そういう意識が日本人からなくなってきていることが一番の問題なんだと思います。


食はただお腹を満たすものではなく、命を頂くものです。

だから「いただきます」なんです。


その意味を今一度考え直した方がいい、七夕の夜にそう思いました。


ってことでこの本、読んでみてください(自分もまだ読んでいません😅)

そして今朝は朝どれのきゅうりを食べてきました🤲

食べるため稼ぐことも大切ですが、食べ物を育てるのも大切です。

そうすると農家さん達の想いも汲むことができると思っています。


では🤗


あっ、ポッドキャスト更新しましたので、お時間のある方は是非😊
https://podcasters.spotify.com/pod/show/ky619/episodes/8-e2loabq

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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