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身体にいいもの、悪いもの

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

昨日ふとフランスの街並みが頭に浮かび、頭の中で「オーシャンゼリぜ」が流れていてニヤついていた林です。

んで、散歩から家に帰ると、子供が「オーシャンゼリぜ」を歌っていましたw

シンクロです👍


で、ニヤつきながら思ったんですが、そうやって楽しいこと、ワクワクすることなんかが浮かんできた時に、ふと我に返って
「ニヤついている場合じゃないか、どうやってフランスに行くんだろう」
「お金貯めないと、日程調整しないと・・・」

なんて現実に戻ってしまう自分、いませんか??

ほかのものもそうです。

好きな人を見る、好きなご飯を食べる、犬猫を愛でる。

そういうリラックスできる時にもなぜか心の中から
「お前、それでいいのか?」
「お前、そんなもの食べてて太るぞ」
「お前、遊んでばかりでいいのか??」

っていう、誰の得にもならない自分の声が聞こえてきませんか??

※俺だけ??

で、思ったんです。

これ、誰の声??

本当に自分の声??

自分の意見??


って考えたらですね、多分違うんですよね。

それは子供や動物を見ているとよくわかります。

あいつら(口悪くてすみません🙏)、好きなことしかやっていませんw

特に人間の大人に飼い慣らされる前の子供や動物は、好きなこと以外はしませんし、嫌いのものにはしっかり「嫌!!!」をぶつけます。


そう、人間も動物も、元々は好きなことを好きなだけやっていたんです・・・


でもいつからか
「これはいいこと」
「これはよくないこと」

に分かれていくんですよね。

そしてそのうち
「これはしてはいけない」
「こうしなければいけない」
「こうでなければいけない」

になっていくんです。

そしてそのうち

「こうしていないあいつはダメなやつ」
「あいつはこれをしてくれるからいいやつ」

になっていく・・・

でも本当にそうなんですかね??


自分が刷り込まれた常識って、ほかの人には全く通用しないこと、よくあります。


結局いい悪いを決めているのって人間なんですよね。


ドライフードが悪いって思ったらそうなるでしょうし、手作りは栄養が偏る、って思ったらそうなる。

病気は悪いものって言ったらそうなるでしょうし、何か意味があって身体はそれを出している、って思ったら身体の声も聞きたくなる。

あいつが悪い、って思ったらそいつから離れればいいですが、そのままの自分でいる限り、また悪い奴が現れる。

だって良いも悪いも本当はなくて、自分で決めているんだから・・・


っていうのを自然農の畑を見ていると思うんですよね。

野菜を食べる虫がいます。

その虫は一見悪いように見えますが、そいつを食べてくれる虫もいます。

さらにそいつらを食べるスズメバチもいます。

スズメバチはものすごい悪者扱いされますが、虫も食べるし受粉もします。

そしてご丁寧に「近寄るな、危険!!」っていう色と模様をして注意してくれています。

むしろなんでそこの野菜が食べられるかって言ったら、その野菜がそこに生えるには土の中の栄養が十分じゃないかもしれません。

その野菜が育ったがために、ダメになる草もあったりもします。

そうなると良い悪いの判断って、完全にそれを見ている「人間」にとって、って話になるよな〜


個人個人意見が違うのは当たり前です。

腸内細菌も個人個人で絶対に違います。

腸内環境とメンタルは相関していたりしますし、病気も腸内環境と関連性があります。

そんな違う個人個人が「これは良い、あれはダメ」みたいなことを言っているのって・・・



みたいなことを、猫も犬も、子供たちも感じているんじゃなかろうか。

そう思う今日この頃😅

綺麗ですよね👍

洞爺湖。


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉で往診しています。

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