薬や手術に頼らない医療を目指しているわけ
こんにちは〜
獣医師の林です。
このブログは「ときわのもり動物病院」の記念すべき1本目の投稿になります👍
って言っても今まで個人的にブログを約3年間書き続けてきたので、何も新しいことはなく、ただただ今思っていることを今後も書いていこうと思っています。
※このブログは誰のために書いている、っていう気持ちはあまりなく、私の頭の中を文字として起こして、自分で再認識している、まさに自己満足のブログですので、そう思って見てみて下さい。
#目指すは養老孟司さん
ちなみに今までのブログはこちらになります🙋♂️
もしご興味がありましたらみて見て下さい😊
さて、一発目は何を書こうかな〜って思っていたんですが、やっぱり私が薬や手術に頼らずに治療を行おうとした理由を書こうと思います。
この動物病院のコンセプトですね。
後々ブログでは書こうと思っていますが、私は静岡県で約5年、その後東京に出て約6年間動物病院で勤務していました。
これは静岡と東京の違いというよりは、最初の病院と東京の病院の違いかもしれませんが、はっきりと自分にとっての違和感があったんです。
それは・・・
薬の量が多い
これは後々知ったし感じたんですが、実際に静岡の病院が薬の量が少なく、東京の病院が多い、ってことはないみたいです。
私が最初に勤めていた病院があんまり薬を出さない病院だったんで、東京の病院が多く感じたのかもしれません。
っというのも、確か薬屋さんに聞いたんですが、静岡県って1つの動物病院あたりの薬の購入料が東京よりも多いんですって。
だから東京の病院が薬漬けで・・・
ってわけではなかったんです。
でも最初の病院に比べると圧倒的に多い。
患者さんの数や診察件数なんかは同じぐらいの病院に行ったのですが、薬の処方量は多分3倍ぐらい違いました😅
3種類ぐらい出るのは当たり前、中には徐々に増えていき10種類ぐらい飲んでいる子もいました。
「多い!!」
って思いました??
私も思いましたが、ぶっちゃけ3種類ぐらいだったら皆さんの動物も飲んでたりしませんか??
10種類は多い、って思うかもしれませんが、高齢になってくるとそういう子も増えてきていますし、実際に人間も薬の副作用を薬で打ち消して、また新しい症状を薬で対応して・・・
みたいなことをやっていませんか??
いや、別に薬で病気が治るんだったら一時的にそれもいいと思うんです。
でもこれだけは初めに言っておきます。
薬で病気は治りません。
もっというと手術などの処置も含めて、動物病院、そして人間の病院もそうですが、医療では病気は治らないんです。
病気を治しているのはいつだって本人、次は家族ですよ。
医療は病気が治るお手伝いしかできません。
思い返してみて下さい。
風邪を引いた時、病院に行かなくても勝手に治りませんか?
怪我をして擦りむいた時、勝手に治っていませんか??
そんな時に病院に行っても薬を出されたり消毒をしてもらったりはするかもしれませんが、それは治しているわけではないですよね。
身体ってものはそういうふうにできているんです。
さて、話は薬の話に戻りますね。
じゃあもし薬が病気を治しているんだったら、ずっと飲まなきゃいけない薬なんてなくない??
こう思ってしまったんです。
薬を飲み続けているってことは、その病気なり症状ってずっと治らないってことじゃないですか?
よく医療関係者はいいますよね。
「このお薬はずっと飲み続けなければいけませんよ」
これ、ものすご〜く意味不明だと思うんです。
だってその薬を飲み続けなければいけないってことは、その病気が治りませんよって言っているようなもの。
確かに心臓の薬なんかは飲んでおいた方がいいものもあります。
でも多くの薬は一生必要なものなんてないと思うんです。
そして薬には必ず「副作用」というものがあります。
と言っても薬に副作用があるわけではなく、あるのは作用のみ。
それを人間が都合のいいものは「効果」と呼び、都合の悪いものを「副作用」と呼んでいるだけです。
なので効果の強いものは作用が強いということなので、当然副作用も強くなり、副作用が少ないですよ〜って言っているものは作用自体が弱いってことなんで、特に飲んでも飲まなくても変わらなかったりする。
どっちにしろ薬を飲むってことは「身体に対して何かしらの影響を及ぼす」ってことです。
じゃあ何種類も薬を飲んでいたり、ずっと飲み続けていたら身体はどうなるでしょうか?
薬などの身体にとっての異物は血液に入ると肝臓で代謝(解毒)されて、血流に乗って全身の組織をめぐり、腎臓から排泄されます。
ってことは薬を飲むってことは肝臓にも腎臓にも、さらには血液にも全身の組織にも、何かしらの影響を及ぼすってことですよ。
だから薬が「効く」ってことなんですけどね。
この身体にとって「不自然」な状況が続いてくると、身体にはだんだんその薬が溜まっていきます。
だって肝臓や腎臓は薬を代謝して排泄するのに忙しく疲れてきますし、歳を取ればその機能も落ちてくる。
普通に考えれば溜まってきますよね。
そうなると・・・
また違う症状が現れてくるんですよ。
それに病名がつけられて、また薬や検査が始まって・・・
もうこの後は分かりますよね?
そうなるとなかなか治らなくなってくるんです。
静岡から東京に行った時に感じたのはその違和感なんです。
「全然病気が治らない・・・」
このスパイラルを止めたくて色々と本を読んだり考えたりしているうちに、一つの結論に至ったんです
「なんで病気になったりその症状が出たりするんだろう」
どうですか?
この幼稚園児だったらすぐに思い浮かびそうな疑問。
これを考えたことありますか??
実際にこれを教えてくれている教科書はありません。
いや、もちろんなくはないですよ。
例えば膿皮症という皮膚炎があります。
今の動物医療では「皮膚の上に元々いるブドウ球菌なんかが増えてしまって、皮膚に感染を引き起こした」って言われています。
じゃあ原因はこの「ブドウ球菌」かって言われると、この菌は誰にでも居るんです。
なら「なぜ増えてしまったのか?」が本当の原因ですよね。
そうなると「アレルギー」ってことになるけど、そのアレルギーってなんのアレルギー??
食事?
花粉?
ハウスダスト?
それともシャンプーだったり柔軟剤だったり香水だったり?
電磁波?
精神的なもの????
なんて考えるようになったんです。
そこまで考えてその原因をなるべく除かなければ、結局治ったとは言えないんです。
じゃあそれが原因だとして、皮膚炎が出るメカニズムって???
って次の疑問が浮かんできますw
長くなったので続きは次回にしますが、人間のニキビってどういう時にできますか?
洗顔をガンガンやったら治ります??
っていう話を次しようと思います〜
では🤗
お薬のお話、経験上その通りでした。
主治医が林先生になる前、うちの犬骨肉腫で背骨折れ緩和ケア。言われるがまま4年も毎日飲ませてたトラマドール。林先生に変わり、それ効いてないよやめてみてと。やめても何も変わらなかった。え?何の為に飲ませてたの?余計臓器悪くするのにってショックでした。薬を沢山出す、続けさせるのは商売?数人獣医さんまたぎましたが、誰1人やめてみて様子見ましょう、減らしてみましょうの先生いなかった。残念。
そゆ意味でも薬飲むのが当たり前、それが正解って思ってはダメですね。私と同じ経験する方が1人でも減りますように
薬を出すのが一般的で、辞めるって言う人が少ないのって、教えられてないからだと思うんですよね。
教えられてないからやらない、だからやると言う発想がそもそもないんだと思います。
引き算って足し算よりも難しく、断捨離が難しくて捨ててもまたすぐ部屋が散らかるように、物事って足すほうが簡単なんでしょうね。
動物は勝手に治るようにできている、って言うのは自然を見ていて思いました。
広島に行った時、原爆を落とされたにも関わらず数年でしっかり草木は生えていたって聞きました。
自然っていうのは人間の知識なんかを遥かに超えてくるんでしょうね〜