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積極的往診という考え。

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

コーヒーって身体を冷やすものとの認識でしたが、自分がいく喫茶店で1件だけ温まるコーヒーがあることに気がついた林です。

ちなみにそこも「森」がテーマでしたw

つながるものですね〜

#生姜も身体を冷やすかもしれない、って最近知りました


ちなみになんですが、私は夏野菜があんまりうまく育てることができません。

特になすとトマト。

その代わり、さつまいも、そら豆、ニンニクなんかは放っておいても自然によく育ってくれます。

ニンニクは肥料喰いとのことですが、私の畑ではなんの肥料も入れず、有機肥料も入れずに3年間豊作です。

よく育つ作物って自分に合っているとのことですが、私には身体を冷やす食べ物はあんまり合わないみたいです。

#そういえば思ったほど生姜も育たなかった・・・


さて、今まで「1回が病院で2回をみんなが集まれるコミュニティースペース」といったコンセプトで進めていましたが、色々と合ってそこを辞めた話は前に書きました。

今現在は全くの未定です。

もちろんやりたいことはあります。

自然の中で、なるべく木の素材を活かした家での動物の診察、そして飼い主さんとコーヒーでも飲みながらの相談。

これ、今の所の理想です。

現代は動物にも人間にとっても、色々なストレスで溢れています。

便利になればなるほど自然からは離れていき、自然から離れると動物や人間は具合が悪くなるんだと思っています。

だからこそ、住宅街から少し離れ、山と川に挟まれたようなところに来てもらい、木の家で診察する。

もうその環境が「癒し」になるんじゃないか、というか自分がそういう環境にいたい、っていうのがあるんでそうしたいな〜と思っています・・・


が・・・


そんな理想を語っていてもですよ、全くの白紙からのスタートなんで完成はいつになるやら😅

ってことで今までの考えを改めることにしました。

今までは往診をやっていましたが、どちらかといえば施設ができるまでの繋ぎ。

私の予定では今頃には病院がスタートしているはずだったので(笑)

往診ってぶっちゃけできることが限られてしまうので、言ってみれば

消極的往診

だったんですよね。


でも今までのプランがなくなってしまったのでちょっと考えを改めました。

名付けて

積極的往診

いや、むしろ往診でしょ😎


永井動物病院を辞めて約1年、往診をしてきて気がついたことがたくさんあります。

不便な点もいっぱいありました。

・移動に時間がかかる
・1日診察できて5件ぐらい
・エコー以外の検査ができない
・初めてのお家はお互い緊張する(私はもう慣れてきました✌️)

やっぱり普通に施設があった方がいいよな、って思っていました。

それはね、そうなんです。

施設があってこその往診。

それはそう今でも思っています。

でも往診の方がいい面もいっぱいあるな〜って最近思うことがあるんです。

特に
・動物も人間も移動のストレスがない
・普段の、より自然な様子が伺える
・病院よりもゆっくりと話を聞くことができる

往診に関して自分の中でも色々考えるところがあり、往診をやられている方の話も聞きましたし、往診をお願いしている飼い主さんの話も聞きました。

初めてだったのでやり方がよく分からず、そういった方の方法を真似してみたこともありました。

でも自分には合わなかった。

そんな中で1年やって行き着いた現時点でのメリットが上に挙げた3つ。

1つ目の移動に関しては、特に猫はストレスですよね。

猫なんてキャリーに入れるのに捕まえなければいけません。

大体の猫は入りたがりません。

そして病院についてからはずっと震えているかシャーシャーいっているか。

そんなストレスフルな動物を病院で見ても、普段の様子なんて分かりません。

そしてそんな極度なストレス状態に置くような行為は、むしろ治療から遠ざかる行為なのでは?余計悪くなるのでは??って思ったりもしました。


あとは動けなくなってきた大型犬なんかも移動が難しいですよね。

ご高齢の方なんかの移動の足の問題もある。


でもこれって往診のメリットとしてはだいぶ前から言われていました。

それは自分でも最初から認識していました。


大切なのは2、3番目。

病気になるっていうことは、今までの何かがおかしかったってこと。

身体は自然の一部です。

自然の一部っていうことは、勝手にととのっていくようにできているってことだと思っています。

逆にいうと今まで何かがその子にとって不自然だったから病気になってしまった、とも言える。


お家にお邪魔して飼い主さんとゆっくり話し、動物たちの態度を視るということは、その家庭の一部を視るということ。

その表情は人間も動物も動物病院で見せるものとは違います。

よりいつも通りの表情。

その中に色々なヒントが隠されているんですよね。

飼い主さんがどういう態度や気持ちで動物に接しているのか?
動物がそれをどう感じていそうなのか?
飼い主さんは普段何に悩みを感じているのか?

動物病院での治療も大切ですが、往診はこういったところをより深く聞くことができ、それが根本的な治療につながっていくんだと、最近になって感じてきています。

もちろん救急疾患の時はできないこともあると思います。

だからその時は近所の病院に行ってもらうこともあります。


でも今まで病院で、そして往診で診察してきて思うのが、普段動物病院に来る動物たちは半分ぐらいが実は来なくても自然に治るようなものだったり、そして90%ぐらいの動物たちが緊急の病気ではなく慢性的になんとなく調子が悪い、という子達なんですよね。


「救急ができなければ」というのは私のこだわりですし、みんなもそう思っていると思いますが、実際に日々の診察をしていて必要なのは、
・慢性疾患の根本的な治療
・飼い主さんの心のケア

だったりします。

それはむしろ往診の方がいいんだと思います。

使い分けですね。


そして積極的に往診ができる、と思ったのにはもう一つ武器を手に入れたからですね😎

今までも武器はありました

・オゾン発生機
・ペイレイ(周波数測定&調整機)
・エコー

でもそれに加えて新たな武器を見つけたんですよね。

それは

「自分」であり「自分の身体」


これが一番便利な道具であり、一番の武器である。

そう思えてきたのも大きいと思います。


ですので何かありましたら、お気軽に相談してください🙋‍♂️

このブログのコメントでも答えられるものは答えていきます😊


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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