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痛み止めを使うか否か・・・

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

いつの間にか病院ブログ、というよりも「骨折日記」になってきていますねw

鎖骨骨折5日目、痛み止めを使うかどうか迷っている林です。


骨折受傷後3日間は飲んでいたんですよ。

流石に痛みがありましたし、また寝ている最中に痛みが出たら嫌だな〜って。

それでも1日2回の薬を夜1回しか飲んでいませんでしたけど😅


そうすると昼は普通に動くと痛いんですよね。

動くと痛い・・・

じゃあどうするか・・・


寝る!!

もうね、これ1択w

動くと骨折部分が動いて痛いんだったら、動かさなきゃいい。

動かさないためには・・・

寝てしまえばいい!!

そして寝返りを打たなければいい!!!


まぁ動くと痛いので寝返りなんぞ打てませんw


ってことで本題。

この状況で痛み止めを使うか否か、ってお話。


ここで一つ伝えておきたいのは、私は痛みにとっても強いとか、痛みを快感に感じているドMだとか、そういった特別な体質ではなく、至って普通です。

いや、むしろ痛みを感じるたびに悲鳴をあげて、子供に
「パパさっき泣いてたでしょ〜」って言われているぐらいですw

でも使おうか迷っている、というかよほど痛くない限りは使わないようにしようと思っています。


なぜかというと、痛み止めを使うと動けてしまうんですよ。

痛みが止まるとさっきまで痛かった動きが痛くなくなるんで、その分動けてしまうんですよね。


痛みがなくなるっていうことは私個人的にはいいことですよ。

痛みがあって嬉しいな〜ってなる人はなかなかいない。
(もっとも今回は痛みも含めて「生きていてよかった〜」ってなりましたが)

身体はなんで痛みを出しているのか?ってことを考えると、むやみに止めるのってあんまり良くないと思うんですよね。

痛みや炎症は必要だから身体は出しているんです。

今回の骨折の場合で言うと、骨折しているのに痛みがなかったらどうなるでしょうか??

もし痛みがなかったら、その折れた腕は普通に使えてしまいますよね。

そうすると折れた骨の周りの組織にはその折れた骨がいつまでもぶつかって炎症が起きてくるでしょうし、骨もグラグラして永遠にくっつかない。

いやそれだけじゃなくバランスを崩して更なる怪我に・・・


ってなりますよね?

つまり身体は「治そう!」っと思って痛みを出しているんですよ。

炎症だって必要だから出ているんですよ。

それを止めるってことは身体の意見を尊重していない、ってことなのかな〜って思うんですよね。

じゃあ痛かったらどうするか??

寝る!!

以上!!!


ってことで毎日歩いて自転車乗ってカフェ行って、往診の時なんて12時間以上活動していたのに、今は1日16時間ぐらいは布団に入っています。

もちろん寝返りは打てないし、たまに意味不明な痛みもくらっているので、ずっと寝ているわけではないですが、それでも疲れは取れますし骨を動かさない、って言う意味ではいいのかな〜って思ってます。


痛み止め飲んだら、この性格だと外に出たくなっちゃうんですよね〜w


どれは動物も同じですよ。

ほとんどの痛みは止める必要なんてないんですよね。

痛みが出ている時は動かさなきゃいいだけなんだから。

特に動物なんて仕事をしているわけでもないですし、今すぐ行かなければいけないところもない。

人間と一緒に暮らしていればご飯もいつでも食べられますので、痛みを止めない方が逆に早く治るような気がします。


「でも見ているのが可哀想で・・・」

って思ったら

「骨折しても痛み止め使うか悩んでいたやつもいたな〜」ってことを思い出してみてくださいね👍


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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