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安心するためには

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

今年47都道府県を巡ろう!!って思っている林です。

が・・・

もう気がつけば残り5ヶ月になってしまいましたね😅

今年行った都道府県
・北海道
・福島
・東京、神奈川
・静岡、愛知、三重
・奈良
・鹿児島

通過した都道府県を入れるともっとありますが、通過しただけでは行ったことにはなりませんので、こんなところでしょうか。

ちなみに、動物病院で勤務していた12年間で行った都道府県は

北海道(学会のみ)、埼玉(学会のみ)、東京、神奈川、静岡、愛知、三重、奈良、京都、兵庫、広島、福岡、長崎

こう見ると、今年が結構いっているのか、それとも昨年までが全然行っていなかったのか?

どちらにせよ今年は行けるところに行ってみようと思っています〜


さて、患者さんの診察をしていると、日本のどこであっても同じ意見を聞きます。


「何かを調べようと思って調べると、怖いことばっかり書いてあって逆に不安になってしまう」

動物に限らず様々なことを調べるとこういった状態に陥ることありませんか?

私もありますw

お金のこと、健康のこと、仕事のこと、将来のこと・・・

調べれば調べるほど、どんどん不安になってくる。

調べれば調べるほど、今の自分には足りないものがたくさんあり、今の自分は不十分な存在である、って感じになってしまうw

動物のことなんて特にそうで、言葉が喋れないからどうしても調べすぎて、ただ吐いただけなのに「もしかしたら癌なのでは??」みたいな不安もやってきてしまうこともある。


じゃあどうしたら安心できるのでしょうか??


気がついてしまったことがあるんです。

一つは「調べれば調べるほど不安になる」

これは間違い無いでしょうね。

安心できる情報って確かにあります。

でもその情報に一発目で当たる可能性って結構低く、それにたどり着くまでに心配になる情報に何度もぶち当たります。

人間って基本的にネガティブな生き物であると思っているので、いくら良い情報があっても心配な情報があるとそっちに引っ張られてしまう。

ましてや今の情報社会は、基本的に何か不安になるようなものばかり上がっています。

これはニュースもそうで、花が咲いたとか鳥が飛んでいるとか、星空が綺麗とか、そういった癒してくれる情報はほとんどなく、何かの事件だったり事故だったりの情報がとっても多いですよね。


やっぱりね、そういう情報って入れなければ入れない方が心が落ち着くんですよ。


じゃあ全く何も調べないで生きていって良いのか?っていうと、それも違うと思うんです。

全く何も調べないって人間として無理なことですし、もしそれができたとするならば、完全に山の中で孤立して生きるってことなんで、何にも楽しくない。

じゃあ調べながら安心して暮らすにはどうするのか??


ここからは自分の考え方ですので、あくまで「こいつはこう思うんだな〜」ぐらいに思ってくださいw


結論。

「自分の軸を決める」

これですね。


例えばお金。

私は最近お金に関する不安を感じなくなってきました。

数年前までは将来のことも考えて株も投資信託も、ビットコインなんかもやっていましたし、今流行りのiDeCo(確定拠出年金)なんかは10年以上前から始めています。

その時生活するには十分なお金があるのに、将来のためにと思い「もっともっと」と思ってやっていました。


でもコロナが来て気がついたんです。

今までと全く世界が変わり、働き方も変わり、そして命に対する価値観も変わり「明日どうなるかわからない世界」になったと私は思っているんです。

明日どうなるのかもわからないのに数十年後の自分の将来なんて考える意味もなくなりました。

だから今、もうちょっというと半年から1年ぐらいちゃんと食べていければそれで良いんじゃないか?

そんな感じに捉えるようになってきたんです。


健康に関しては今まで書いてきた通り、身体が出す症状には必ず意味があるので、それを邪魔しないように、今までの生活を見つめ直してみる。

こう考えるようになってから、少しずつ楽になってきました。

今までは治らないと自分がいけないのかな?って思っていましたが、今は治るも治らないも基本的には患者さん自身の問題で、自分ができるのはお手伝い、って思うようになったんです。


これ、多分数年前の自分、特に救急時代の自分が聞いたら「ふざけている、責任逃れだ」って思ったかもしれません。

でもいろんな動物の病気に触れ、そして生死に触れてくると、人間って動物の病気を治すことってできない、って思うようになってきたんです。

だってケガ一つ治せなく、ただ治るのを待つっていうのが現状ですから。


そう思っているとですね、どんな情報があっても「症状っていうものは身体が何かを示しているってことなので、それを止めて良いものなのか一度考えてみよう」って思えるようになってきたんです。

そうやって身体を信じてみる、自分自身を、そして動物を信じてみると、結構安心できるんです。


だって今、この時、自分も目の前にいる動物も「生きている」ことには変わりないんだから。


それだけで、おそらく十分なんですよね。


いろんな情報に不安になるのって、極端なことを言うと「死んだらどうしよう」って思うからだと思うんです。

それだけ我々にとって「死」と言うものは怖いもので、できれば避けたいもの。

でもどうやっても避けられないものなんですよね。

というかいずれは必ず死ぬということがわかっている。

もしかしたら明日死ぬかもしれない。

いや、むしろ今まで生きてこられたことが奇跡なのかもしれない。

1日生きられるというラッキーが続いた結果、今があるのかもしれない。


そうやって考えると、とりあえずどんな情報が入ってきたとしても、今を、今日1日をしっかり生きてみるということをすると、だんだん目の前の何気ない現実に安心できるようになってくるんだと思います。


だからこそ、何十年後なんて考えず、もっと「今」に意識を向けていくことがいいんだと思います。


さて、今日は何しますかね〜

私は始めて地域のラジオ体操に行ってきました〜


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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