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全てを一から考える時代

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

鎖骨骨折生活43日目。

もう1ヶ月半が経ちました。

明後日のレントゲンまで鎖骨をしてから鎖骨バンドというものをお風呂の時以外つけているんですが、いい加減辛くなってきた林です。

明後日のレントゲンまでつけようと思いますが、これつけてると胸が反る形になるんで、寝返り打てないんですw

んでこんな寒い時期ってだいたい布団の中で丸くなるじゃないですか?

でも今年は胸が反っているんで丸くなれず、仰向けのまま寝てそのまま起きる生活をしています。

今日も5時ごろに目が覚めてそのままブログを書いております👍

#寝たのは10時半ね👍


さて、最近朝一番にすることができました。

このブログを書く前にです。

それは「ノートに今思っていることをひたすら書く」ってこと。

YouTubeで「モーニングページ」とか「モーニングノート」とか検索すると出てくるかもしれませんが、ノートに(自分はB5の)に自分の今思っていること、頭に浮かんできたことをひたすら書くというものです。

3ページ・・・

いや、1時間以上かかりますw

というかここ1週間ぐらいで始めたんですが、最初は1ページで終了していました。

もう疲れてくるんですよw

そして書くことなんかそんなにないんですw

眠い、寒い、鎖骨バンド外したい、外したい、外したい・・・

みたいな感じ。

でも今日色々書いていたら、「やっぱりそうだよな」って改めて思うことがあったんで、ブログに書きたいと思います。

#B5ノートに3ページ書いた後にブログを書く獣医師、ただ一人説
#一番暇なやつ説

最初モヤモヤすることを色々書いていたんです。

そしたらふと浮かんできたワード

「動物病院って何でこんなにも混んでいるんだろう」

これですね。

病院や動物病院って基本混んでいますよね?

混んでいるってことはそれだけ必要とされていることなのかもしれませんが、動物病院でいうと果たしてそれは健全なことなのか?って日頃から思っているんです。

だって動物病院ですよ、要がなかったら行きたくないでしょ?

そして要があるってことはどこかが悪いってことか、何かが心配なんでしょ?

そんな「負」の動機から始まるなんて、少ないに越したことはないでしょ?


だから考えたんです、混んでいていいところってどこかな〜って

・ディズニーランドなんかのテーマパークや遊園地
・ボウリング場、カラオケ、ラウンドワンや映画館なんかの娯楽施設
・八百屋さんや魚屋さんなんかの食品を扱うところ
・飲食店
・本屋さん、文房具屋さん(頭が良くなります)
・算盤や公文式(頭が良くなります) 
・床屋さんや美容師さん、ネイルサロン(みんながカッコよく綺麗になります)
・CDや楽器屋さん(歌って素晴らしいです)

って色々あります。

じゃあ逆に混んでいない方がいいところってどこかなって考えた時

・病院、動物病院(それだけ不安、不健康だってこと)
・葬儀場
・保険の窓口(不安な人しか行かない)
・車や自転車、その他のの修理工場(不良品が多い??)

これらはなきゃ困る、でも混んでいるってことはそれだけ問題があるってことですよね?

車の修理工場もないと必要、あったら本当に助かりますが、常に人で溢れているって言うのはおかしいです。

そんなに車に不備があったら嫌ですよね?

そして病院や動物病院も一緒。

これもないと困ります、何かあった時にないと困る。

でも混んでいるって言うのは何かがおかしい。

だってみんなの願いは自分や家族、動物が健康でいること、にもかかわらず病院が混むって事はそれだけ健康に不安を抱えている人や動物が多いってこと。

そして動物病院も人間の病院も増え続けています。

でも人口は減ってきているし、動物の数も確実に10年前よりも減っています。

でも混んでいるってことは昔より明らかに病院にかかる人間や動物が増えたってことでしょ?

これは果たして健全なのかっていうと、全く健全じゃないと思うんです。

ってことは何かがおかしい。

病院の仕組みがおかしいのか?
それとも世の中の仕組みがおかしいのか?
それとも人間や動物が突然変異で病気にかかりやすくなったのか?

人間や動物が弱くなっているのは確かだと思います。

人間で言うと今の人たちは外に出ません。

歩いている人はほとんど見かけず、車ばっかり走っています。

夏は暑いからと言い、冬は寒いからといい、日光に当たるのを避けて部屋の中で温度調節された環境で1日を暮らす。

そんな人たちが戦時中や戦前の方達より強いはずがありません。

動物もそう、どんどん過保護になってきています。

だから病気にかかりやすくなっているのはそうなんだと思います。

昔の日本の雑種の外飼いの子ってみんな強かったイメージありませんか?

猫だって外にいても20年生きていた子もいた。

戦争を経験してきた今のご老人が強いのと一緒です。


でも病院が混んでいるのってそれだけじゃないと思うんです。

ここからは動物病院の話にしますね。

これだけ動物病院が混んでいるってことは
・不健康な動物が多い
・飼い主の不安が多い
・元気な動物も通っている

この辺が大きな要因なんだと思います。

これを今見つめ直した方がいいんじゃないかな、って思っているんです。

この数年で世の中は目まぐるしく変わっています。

価値観も大きく変わりました。

世の中に本当に必要なものは残るし、時代に合わないものは廃れていっています。

これは何も今始まったことではなく、ずっと時代は繰り返されてきたんです。

特に明治以降。

明治維新で今までの日本の文化の多くが西洋文化に置き換わりました。

大正では和と洋が混ざりましたが戦争いう破壊で全てが壊れました。

戦後も昭和と令和では全く姿が違います。

私はボウリング場で働き、冬はスキーをしていましたが、ともに数十年前はとっても流行っていましたよね?

でも今ボウリング場は軒並み閉業しています。

スキー場も人気エリア以外はリフトに並ぶこともなく、人気のエリアでも10分も待つことなんてなくなりました。

そうやって時代は動いているんです。

動物病院もそろそろ変化の時期に来ていると思います。

そして今変化しなければ、この先ボウリング場やスキー場みたいになる可能性もあるんじゃないか?そう思っています。

だって人口が減り、動物を飼う人が減り、動物の価格が上がり、動物病院の価格も上がり、でも世の中賃金は上がらず家計の収入は減り、その上「ちゃんと動物を飼わなければ」というSNSやネットの視線を感じながらこれから動物の数が増えていくって、なかなかしんどいことだと思うんですよね。

そもそも「ちゃんと動物を飼わないといけない」なんて当たり前のことですけど、そのちゃんとっていうのは人それぞれ違うし、人にとってはいいと思っていても、ある人にとっては悪くうつったりもします。

例えば外で飼うことは私は環境が整っていれば悪いとは思いませんし、猫を外に出すのも悪いとは思わない。

それでその子たちが楽しそうならそれでいい。

にもかかわらず今ネットではけしからん論争が巻き起こっていますよね。

これって子供達が外で遊んでいる姿を「かわいい、子供らしい」って見るか「うるさい、黙れ!!」って見るかの違い。

そんなの自由じゃないですか?


そういう世の中になってきているっていうのは事実だと思うんですよね。

だからこれから動物がどんどん増えていき、動物病院もこのまま増え続ける、なんて未来はおそらく来ない。

だったらどうするのか?

これを考える時期に来ていますね。

ってことで続きは次回以降で〜


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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