久しぶりの学会
こんにちは〜
テナントをやめました、って話を患者さんとか知り合いに言ったら
「なんでテナントなんて狭いところでやるのかな〜、って疑問だった」っていろんな方から言われた林です。
自然の中でやる方が俺っぽいと。
多分自分が一番自分を信じていなかったんだと思います。
街中の方が患者さんがくるかな?とか
少しおしゃれなエリアに近い方がこういう治療は受け入れられるのかな?とか
何年かしたら少し郊外でやりたいなと思っているけど、新規ばかりのエリアでいきなりはきついんだろうな・・・とか
結局いろんな計算や妥協をした結果、うまくいかなかったってことですね。
#全ては自分のせいw
ってことでこれからは妥協しないように、自分の好きなものやことを詰め込んだ病院をやろうと思います
というかそうなってくるとやりたい仕事が動物病院なのかもよくわからないですね〜
動物病院って病氣の動物相手。
でも病氣なんて少ないなら少ない方がいいに決まっています。
だからなるべく病氣にならないように、病氣を減らしていくことがまず先決。
そうなるとですよ・・・患者さんはだんだん病院に来なくなりますよね?
そう説明すると
「先生やっていけないじゃん」
って言われることが多いんですが、じゃあ質問です。
毎年ワクチンを打ち検査をし、薬をずっと飲み続ける治療をしたいですか??
自分の家族とも言える動物たちにそうしたいですか??
俺なら自分の子には絶対にやりたくないです
だからやらないんです。
もしそれでやっていけないんだったら、病院なんてやめますよw
その代わりにもっと楽しめる施設にしますよ
そういう施設で「診察もできる」ようなものを作ります〜
別に今の仕事がずっと続くなんて思っていないし、持ってあと5年だと本気で思っています
時代がどうなるかなんてわからないですが、今の動物医療を俺はやりたくないのでやらないだけですね。
それでダメならダメでいいんじゃないですかね??
我慢してやりたくない治療で、やりたくない仕事でお金を得ても嬉しくないですよ。
そこには動物と飼い主さんの犠牲、そして自分の我慢が入っていますからね。
さて、3月9日はなんの日でしたか??
そうレ3月9日といえばレミオロメン、の曲をカバーした柴咲コウの「3月9日」ですよね
どっちもいい曲なんで是非聴いてみてください〜
じゃなくて、今年の3月9日は「獣医救急集中治療学会の国際シンポジウム」がありました。
救急医療の国際学会、みたいな感じでしょうか??
海外の先生たちもきていろんな公演をしてくれていました。
獣医の学会に行くのは何年振りでしょうかね〜
5年以上は行っていなかったと思います。
ERに入ったのが令和になる少し前なんで、そこからは全然行っていませんでした。
その代わり怪しいセミナーばっかり行っていましたね
久しぶりの学会、そして海外の先生たちの講演。
ウキウキしながら朝早く静岡を出ました。
同時通訳もあったんで内容は割と分かりましたね。
いきなりですが結論。
しばらく獣医の学会は行かなくても良さそうですw
なぜか??
ほとんどの内容が聞いたことがありました。
そしてそれはいろんなところで言っている内容でした。
まぁしょうがないと思います。
先生たちも本音は言えないと思います。
だってやる内容なんてその子それぞれで決まってきますので、これをやっていれば大丈夫、なんて治療内容は皆無です。
でもあの場では何かを発表しなければいけない、ってことで当たり障りのない内容になるんだろうし、亡くなってしまった例や、1例だけだけどうまく行った例なんかは聞くことはできませんよね。
自分が逆だったらそうするとおもいます。
そしてもう一つ、行かなくてもいいな〜って思った理由として
「ERやそれを元にした永井動物病院での経験に勝るものはないから」
救急学会って今すごい流行っています。
セミナーも埋まることが多いです。
数年前に行こうと思ったセミナーは埋まっていました。
それぐらい興味がある人が多いんです。
でもやっている内容ってそんなに新しいものばかりではありません。
そんなに新しい治療法がどんどん出てくるわけもありません。
でも満員なんです。
多分みんな知りたいんです。
どうしたら救急の患者さんを診れるようになるのか。
どうしたら助けられるのか?
でもセミナー何回も行って確信していることがあります。
セミナーに行ったからってモチベーションは上がるかもしれませんが、できるようになりません。
というかセミナーで聞いたことを理解することすらできません。
救急でもなんでもそうですが、実際に自分がその場に立ってやらないと、ぶっちゃけなんの意味もないですよ。
例えば自転車やスキーなんかをいくら動画で見てやり方を教えてもらっても、いきなり練習もなくうまくできる人なんていませんよね。
百聞は一見に如かず、百見は一体験に如かず、です。
そしてもっというと、救急病院で働いていても誰かの患者さんをただ見ているだけ、だと本当に意味がないです。
自分で持った患者さんを全力で見る、あるいは他の先生の患者さんであっても「自分ならどうする」っていちいち考えながら接しないと、なんの経験にもなりません。
っていう意味で実際に今までやってきた経験からしばらくは学会はいいかな〜って思ってしまいました。
あとは、今は救急よりも原因追求だったり東洋思想だったりの方が興味があるんでしょうね〜
そのほうが楽に内容が入ってくるんです。
だから自分の中でのフェーズが変わったんだと思っています。
でもね、救急は必要です。
救急と言ってもテレビでよく出てくるような救急は今後自分はやるつもりはないです。
あぁいう病院にいて思いました。
そうなる前に手を打っておけば、あそこまでひどくならないような子はたくさんいるので、まず基本的な生活面の見直しからやってもらう。
その上で必要な治療はしっかりと行う。
これを実践していくだけでいいんです。
今自分にできないことを求めてもしょうがないんですよね。
自分にできないのでとりあえず諦めていること
・骨折
・胸部外科
・門脈シャント
この辺は私よりも上手い人を知っていますので、あえて自分が頑張る必要もないです。
それってダルビッシュがエースとしているのに、キャッチャーがエースを狙いにいくようなものです。
これって野球で考えたら当たり前です。
イチローは素晴らしい選手ですが、キャッチャーで8番だったらあそこまでの活躍はできていなかったと思います。
でもそういう活躍をしたがるのが我々獣医師w
いや、他人の得意は他人にお願いして、自分の得意だけ活かしてやっていけばそれに合う人が来てくれると思っています。
別に日本中の患者さんを相手にする必要もないですし、そんなこともできない。
というか地域の10%ですら一人で相手をしていたらパンクをしてしまうかもしれないですよ。
そんなことより目の前の患者さんに、本当に自分の必要な治療を提供する、それだけでいいような気がしています。
というかそれ以上でもそれ以下でもない。
ただそれだけな気がしています。
では
猫のことでまた相談させてください。
ストルバイトが出て、ファルミナのSをあげても、
相変わらず、結晶が減らず、今日、病院で療養食以外のウェットフードも手作り食もあげてはいけない、と言われてしまいました。ドライフードに肉や野菜や煮汁をかけて、水分補給によいと思ってあげてましたが、結晶がたくさんあるそうです…。
療養食だけにした方が減るのでしょうか?
こんにちは!
3月末に東京行くので往診しましょうか?
フードは変えてもいいかもしれませんが、診察した方がしっかりとしたことが言えると思います。
もしご希望でしたら「ときわのもり動物病院」のホームページにある電話番号にかけてもらってもいいですか?
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
東京に来られるのですね。
電話します。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。