ブログ

不安からは不安しか生まれません

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

鎖骨骨折から約3ヶ月。

久しぶりに骨折ネタを書こうと思っている林ですw

骨折は順調、というか骨なんか気にせず普通に動かしていますので、昨日は海に行って石を投げることができました🙋‍♂️

全力じゃないですが、まぁ大丈夫でしょうw

そして昨日、自転車でこけて以来初めてロードバイクに乗りました😎

こけた衝撃でサドルが曲がり、ブレーキの金具に傷がつきました。

自転車屋さんに持っていったところ、幸いフレームには損傷なし。

言われました。

「大体人間にダメージがある時って、自転車は大丈夫なんですよね〜」

はい、ダメージでかかったです😅

スキーも同じ。

大体板やビンディングが壊れるような怪我は人間は怪我をしないんですよね。

その代わり板が外れなかったりすると人間は大体足を壊します・・・


そう、年明けに肩甲骨を骨折した自転車屋さんのマスターに言われました😅😅

みんな怪我しても普通に生きています〜

#病は氣から


さて、またまた怪しい本に出会ってしまいましたよw

どうですか??

完全に怪しいでしょw

「花を飾れば神が舞い降りる」「花を飾るとお金持ち」ってお話ですww


まぁタイトルだけ見るとすっごく怪しいですが、中身は久しぶりにスラスラ全部最後まで読めました。

興味がある方は読んでいただければと思いますが、今日はその中に書いてあった「なるほど〜」って思ったことについて。


不安からは不安しか生まれないんですって。

世の中には不安が溢れています。

美容整形なんてその類ですよね。

「今の自分を変えたい」

自分の顔のここが気に入らないからこうしたい、って言って美容整形をしますよね。

それで良くなったらやった方は満足するのでしょうか?

おそらく満足しないですよね。

今度はここ、次はここ。

結局どんどんやるところが増えていきます。

よくテレビでもそういう人が出ていますよね。


これって「今」に満足でできずに過去を後悔したり、未来に不安を覚えたりした結果です。

でもそういう「不安」から生まれたものって解決しても、次から次へとどんどん不安が生まれてきます。

それを解消するために時間もお金もかけて、最終的にはもっといろんな不安が募っていきます。


これはまさにそうだな〜と思っていました。

だからこういうブログを書いているんです。


このブログ、病名の説明なんてしていません。

犬のアレルギーはこういう症状でこれが原因とか、猫の膀胱炎の治療法はこうだとか、そんなものは載せていません。

なぜか??

理由は大きく2つ。

1つ目は、そうなった原因はその子それぞれで、生まれた環境も育った環境も違う動物たちに対して、一概にこの治療が効きます、なんてことは言えるはずもないから。

例えば獣医になりたいって相談された時に
「中学も高校も行かずに高卒認定だけとって、数学と英語と生物だけに絞って勉強すればいけると思うよ」
って言っても
「それってあなたの場合ですよね?」
ってなりますよね。

逆に
「中学から私立に行ってちゃんと塾に行って、朝から夜まで勉強してやっといけるところだよ」
って言われても、私はそうしてこなかったんで、違う方法もあり得るって話です。

動物にも人間にも、その個体それぞれの歩んできた歴史がありますので、それを無視して「この治療法」みたいな話、できるはずがないんです。

それが1つ目の理由。


そしてもう一つ。

こっちの方が大きな理由ですが・・・

「病気の話を書くと、不安が生まれる」から


うちの子供たちは熱が出ようが下痢をしようが吐こうが、病院に連れていくってことは滅多にありません。

多分コロナになってから検診以外で病院に行ったことないんじゃないでしょうか??

そしてそれをネットで調べることもあんまりしません。


病院に行くと必ずと言っていいほど病名がつけられます。

ただ寝ていれば治るものであってもインフルやコロナを始め、さまざまな病名がつけられます。

もうその時点で不安のスタートです。

その不安を解消するためにお医者さんに聞きます。

「なんでそうなったのか」
「この後はどうなっていくのか」

そんなもの聞いても、誰も答えられません。

原因なんてさまざまありますので、今の医学ではそこを突き止めようとしていません。

よく飼い主さんから言われます。

「動物病院に行っても欲しい答えが返ってこないんだよね」

欲しい答えは何か??

多分「安心」です。

人はただただ「安心が欲しい」だけなんですよね。

だから次はネットで安心を探しにいきます・・・

が・・・

ネットに安心できる情報って載ってるでしょうか??

ネットの情報は一般的なものです。

大体の病気は普通はこうで、こういう経過を辿るけど、悪くなることもある。

最悪なくなることもある。

こう書いてありますよね?

そ書かざるを得ないんですよ、見てないから。

これを見てまた不安になる。

でも考えてみればそれって当たり前のことしか書いていないですよね。

生き物は身体にいらないものが溜まったり、ストレスなんかで体調が悪くなった時に様々な症状を出して自分の身体をととのえようとします。

風邪なんてその典型で、いろんな症状を出し、いろんなものを身体の外に出すことによって身体はととのっていきます。

でも稀に体力がなく重症になったり重くなったりする。

ただそれだけのこと。


でも自分が不安な時にその情報を見ると、どんなに安心できそうな内容でも不安は残りますよね。


それが問題なんですよね。


ちょっと長くなってきたので続きは次回〜


次回は「健康診断や定期検診って必要??」って話です。

ちなみにこれを読むちょっと前からうちでは花を飾り出しています〜

ミモザと薔薇。


では🤗

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  1. 野良猫のノリ

    先生ご無沙汰してます
    先生のブログ安心します

執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、静岡と東京を中心に往診をしております。

おすすめの記事
こんな記事も読まれています
記事URLをコピーしました