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ドライか手作りかに結論を出しましょうか

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

鎖骨骨折35日目。

1階の動物病院部分は固まって図面作業も終わったかなって思っていましたが、2階のカフェスペースの図面が気になり出してしまって、また図面地獄に陥っている林です。

抜けられませんw

シンク、コンロ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン・・・

考えると「なんでここにこれがなければいけないんだろう」ってものが多いし、「これって本当に必要なのかな?」って思うものも多い。

収納も多い家が喜ばれていますよね。

新築なんかの内見に行ってみると、壁のあらゆるところに収納があり、キッチンも上にも下にも収納がある。

でも今の生活をしていて思うのは、そこまで収納が必要なのかどうか??

というかそこまでものを買わなければ、ものを持たなければそもそも収納なんていらないんですよね。

見返してみると周りには使っていないものが実にたくさんあるんです。

クローゼットのいつか着るであろう服
食器棚のいつか使うであろう食器
台所のいつか食べようと思っているレトルトカレー
いつかは読めるようになるかもしれない分厚い本
そしていつか使うかもしれないと思っていて何に使ったらいいのかわからないまま貯めているお金w

使っていないもののオンパレードなんですよね。

これをもう一度見直していきたいんです。

別にミニマリストになるわけではない。

でも必要以上に持つ意味はないんですよね。

何かあったら・・・ってみんな言いますが、その何かなんてほとんど来ませんし、何かが来たときはそれなりになんとかなるんですよね。

そしてものに関していうと、何か必要になるようなことがあったらその時に考えてもいいんです。

お金に関しては円がずっとあると思っていないし、お金は回さないと誰かが困っているってことなんで、気持ちよく使ったほうがいいと思っています

お金=円(縁)=⚪︎=循環

ですからね。

ってことで「何が今必要で、何が必要じゃないのか」ということを既成概念を一回取り外して考える必要があるのかな〜って感じています。


さて、タイトルですよ。

「ドライフード(ペットフード)VS手作り食」論争ってだいぶ前から巻き起こっていますよね。

応仁の乱と同時期に巻き起こったとも聞いたことがあります🙋‍♂️

本日、その論争に終止符を打とうと思い、一大決心でこのブログを書いております。

それではいきなりですが結論を申し上げます・・・



どっちでもええし、そんなん時と場合によるやろ!!


以上になります。

ご拝読、ありがとうございました。





って終われないですよねw

まぁこの結論はそのままですよ。

どっちがいい、っていう論争って本当に無意味。

いい面もあれば悪い面もある、都合のいい面もあれば不都合な面もある。

ただそれだけであって、それを決めつけずに臨機応変にしていったらいいと思っています。

でも基本的に作れるんだったら手作りにしてあげて欲しいと思っています。


なぜかというとドライフードは「加工食品」だから。

そして「どこで作られたどんな食材が加工されているのかわからない」から。


これは人間のスナック菓子だったりカップラーメンだったりにも言えることですが、その食材ってどこのものなんですか?ってことを今一度考えた方がいいと思うんです。

子供が産まれてから食事に対する意識が変わりました。

自分だけであれば当時「安い、早い、楽、うまく感じる」ものなんかでいいやって感じで、お腹に入れば全部一緒でしょ、って感じでした。

だから基本的に一人暮らしの時はコンビニかスーパーのお惣菜、もしくは外食で自炊はほぼゼロ。

それでも生きていたから全然気にしていなかったし、仕事が忙しいと言い訳をして全く作ろうとも多いませんでした。

でも子供が産まれて少しずつ食のことを気にしていくと、だんだん恐ろしくなったんですよね。

昔は「中国産」っていうとすごいイメージありましたよね。

でも国産は安全だって。

でも今もそれは通用するんでしょうか?

みなさんは国産の野菜の農薬の規制がどんどん緩くなっていっているのって、ご存知ですか??

緩くなっているってことは「使う量が多くなり、強い薬が使えている」ってことです。

農薬は安全と言いますが、いろんな野菜についたいろんな農薬を食べ続けた結果、安全ですなんて誰が言っていますか?

一つの農薬を動物に与えて、一定期間何も出なかったら安全とは言っていますが、複数の農薬、もっというと添加物を人間に与えて安全ですなんて、誰も言っていないんです。

そういったことを知っていくと、犬猫の食事ってどんなもんなんかな?って思ってきたんです。


今日は手作りまで行けないと思いますので、ひとまずドライフードや缶、パウチについて。

市販のフードって値段が千差万別ですよね。

今コストが上がっていてフードの値段もめちゃくちゃ上がっています。

昔では考えられなかったですが、1kg 3000〜4000円のフードも結構ありますよね。

真ん中のランクでも1kg 2000円ぐらい。

でもそんな中、5kgで1000円ぐらいのフードもある。

中には8キロとかで1000円を切るようなフードもあります。


ちょっと考えてみて欲しいんです。

ドライフードって完全栄養食、みたいな感じですよね。

これを人間の食べ物で考えると何かな〜って思ったら「カロリーメイト」が浮かんだんです。

あれもカロリーもビタミンも取れるってやつ。

昔はたまに食べていましたが、今は・・・あんまり食べたくないですw

まぁそれは置いといて、人間のカロリーメイトは100g当たり500キロカロリー

ドライフードは大体100g当たり350キロカロリー前後。

少し違いますが、まぁおんなじような感じです。

このカロリーメイト、一箱4本入り(80g)で400キロカロリーでだいたい200円ぐらい。

ってことは1kgで2500円。

ちなみにカロリーメイトに原材料は
小麦粉(国内製造)、マーガリン(乳成分を含む)、砂糖、ナチュラルチーズ、卵、アーモンドパウダー、でん粉、脱脂粉乳、大豆タンパク、小麦タンパク、食塩/カゼインナトリウム、加工でん粉、香料、カロチノイド色素

なので肉は入っていません。

犬猫のフードはこれに肉も入っていますので、当然ながら1kg当たり3000円以上する。

それがある意味普通なんですよね。

ってことはですよ、もちろん作る量にもよりますし企業の利益率にもよりますが、最低でも1kg2000〜3000円は妥当ってことですし、それ以下で作っているものの材料って、どんだけ安いのって話だし、そんな安い材料ってどんなの??って感じになってくるんです。

これはウェットにしても一緒。

ここが犬猫、そしてそれ以外のペットフードに対しての私の一番の懸念なんです。

使っているものがよくわからない。

最近では国産のフードは使っている材料をしっかり表示してくれているところも多いです。

外国のでも値段の高いものはそうなっています。

でもそういうものは高いですし、ほとんどの方が買っているスーパーや量販店に売っているものはそういうものではないですよね。

それを果たして安全と言えるのか??

そう思うんです。

ちょっと長くなったので今回はこの辺で終わりですが、この論争についてはしばらく書いていくことになると思います。

正解はありませんので「今の私の意見」としてみていってください🙋‍♂️


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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