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サスティナブル 〜持続可能な動物医療〜

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

鎖骨骨折生活14日目。

昨日の競輪グランプリで深谷選手が2着に入りめちゃくちゃ嬉しかった林です。

いや、そりゃもちろん優勝してほしかったです。

でもデビューからずっと見てきて、しかもこの前出場したグランプリでは落車しながらも歩いてゴール。

そこから6年ぶりのグランプリってだけで、もうウルウルですよ😭

#自転車っていいね


さて、今日は個人的には大ニュース!めっちゃテンション上がりましたが、たぶん自分以外は「あ、そう」で終わりそうなことが起きました🙋‍♂️


気になりますか??


しょうがない、じゃあ発表しますね〜


なんと・・・


柴咲コウさんが夢に出てきました!!!


どや!

人の見た夢の話ほどどうでもいいことはないやろ〜


柴咲コウさん、昔から好きなんですよね〜

っていってもドラマはほとんど見たことがなく、歌をずっと聞いていました。

最近はYoutubeを見ています。


そんな彼女は今「サスティナブル」をテーマに活動しているんですよね。

北海道で畑をやっていたりもするようです。

#共通点あり!


さて、サスティナブルとは「持続可能な」って意味ですが、この用語が出てきた時にふと疑問が湧いてきたんですよね。

「今の動物医療って、果たして持続可能なんだろうか??」

この疑問が浮かんできた、ってことは、私の考えはもちろん「NO」です。

ではなんで「持続不可能」だと思うのか??

大きく分けて二つの視点からそう思っています。


1.薬、動物病院に頼りすぎ

これを感じたのはやはり救急時代。

ちょうどコロナが流行ってきたあたりですね。


みなさんの動物たちは定期的に動物病院に通って、薬をもらったり検査をしたりしていますか??

結構そういう方多いと思うんです。

なぜなら動物病院って常日頃混んでますよね?

でもその中で「今処置をしないと下手をしたら死んじゃう」っていう、私がいた救急病院によくきていた様な動物ってほとんどいないと思うんですよね。

ほとんどっていうか大きな病院でも1日に何件もないと思うんですよ。


じゃあどんな子が多いのか、といえば

「毎日薬を飲んでいる子の月一の検診」
「ちょっと下痢をしたり吐いたり皮膚炎があったり、不安だから来た」
「ワクチンや健康診断」
「慢性腎不全の皮下点滴」

この様な子が8割です。

んで、思ったんです。

「災害や薬の欠品があった時、この子たちはどうなるんだろう?」

コロナの時、いろんな薬や備品が入りにくくなりました。

この値上げラッシュや戦争で療法食も欠品や終売が続いています。

薬が欠かせない、というのは身体への負担だったり経済的な問題だけでなく、なのかがあった時にQOL(生活の質)が著しく落ちることもあるってこと。


もちろん心臓が悪く薬が欠かせないこともあると思いますが、ほとんどの薬に関してはずっと飲む必要はないと思うんです。

だって薬って体が頑張るまでの時間稼ぎであり、お手伝いです。

病を治すのはいつだって患者自身なので、そのお手伝いができれば結構な薬は減らせると思うんですよね。


ちなみに食事に関しても持続不能だと思っています。

また詳しく別の回で話をすると思いますが、ドライフードしか食べられないっていうのはやはりちょっときついですよね。

最近の値上げラッシュは凄まじいですし、突然の入荷停止もある。

手作りも含めてなんでも日頃からあげたほうが楽しいし、結果的にいいのかな〜って思っています。


さて、1つ目は患者さん目線で薬や動物病院に頼っていると、何か起きた時にあたふたしますよって話。

では薬を減らす止めにどうするのっていう考え方は、このブログにも色々書いていますが
・食事
・生活習慣
・ストレス

を見つめてみるところからスタートですね。

他の記事も参考にしてみてください。


では2つ目。

個人的には最近はこっちの方が大きいかな、って思っていますし、結構今の世の中この視点かけてると思っています。


2.地球資源を使いすぎ

「持続可能かどうか」とはこのままいくと地球がヤバい、っていう発想からきています。

巷で言われている内容もそうですよね?

その観点からすると、動物医療も結構地球資源を使っていると思うんですよね。

注射器や備品なんかは石油製品が多いです。

薬も今の西洋薬って石油を使って作られていたりしますし、ドライフードとかも遠くの国から運んでくるのに船の燃料だって入ります。

そしてゴミ。

医療廃棄物は燃やして灰を埋めているようですが、それだって地球に負担をかけているし無限に埋められるわけじゃない。


私たちは自分の星を壊しながら生活をしているんですよね。

そんな生き物、人間だけなんですよね。

そろそろ本当に考えなければいけない時が来ていると思っています。


病院はもちろん必要です。

体調が悪くて悩んでいる子も多い。

救急疾患には絶対に必要。

でもその上でもう一度考えたいんです。


「この医療って、本当に必要なのかな」って。


いつだって病気を治しているのは自分自身。

これを飼い主さんも感じてもらうと薬や動物病院任せ、ってことが減ってくると思いますし、そうなると自動的に地球資源を使うことも減ってくると思っています。

地球は我々の家です。

家を壊すような生活を続けていたら、そのうち困るのは自分たちです。

2024年はそこを本気で見つめ直してもいいと思っています。


では🤗

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執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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