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お金の奴隷

ときわのもり動物病院

こんにちは〜

アメリカも良かったですけどよくよく考えたら日本について知らない部分もおおいので、今年47都道府県を巡りたいと思ってしまった林です。

思ったらやる。

これ、キーワードですw

日本には四季があり、南北に長いので見られる景色や植物、動物も異なります。

気候や環境が違うと自ずとそこに暮らす人間性も異なってきます。

日本人は海外に飛び出ていきますが、逆に海外から日本にやってくる人もとても多いです。

それは物価が安い、以外にも日本の環境が海外のものとは大きく異なるところが面白いのかもしれません。

海外に行って思ったのは「日本について聞かれても、地元以外はよくわからない」ってこと。

ってことで日本旅行したいですね〜

#ゲストハウス巡り


さて、先日面白い本を読んだんです。

「きみのお金は誰のため」っていう本です。

主人公は中学生。

こういうお金の本って中学生や高校生なんかの、お金に興味を持ち、とにかくお金が欲しい!!ってなっている子たちに読んで欲しいなって思うんですが、でも今の世の中を生きていると、そういう若者よりはむしろ私たち世代、というかもう少し上の世代にこそ読んで欲しいと思うんですよね。

仕事ってなんのためにしてるんだろう?
お金をもらえるから仕方なく仕事をしている。
お金を払っているんだからそれぐらい当然だろ。
お金で解決できない問題はない。

そうやって思っている方、実は多いんじゃないでしょうか??

店員に傲慢な態度を示している人。
実は辞めたいのに給料がそこそこいいから働いている人。
常にお金のことを考えている人。


そういう人は読んでもらうとお金についての見方が少し変わると思います。


私は2年ぐらい前から「片足はお金の社会、片足はお金以外の社会」にしようと思って暮らしています。

最近はあんまり意識していませんが、2年前はよく考えていました。

お金の社会っていうのは今までと同じ社会です。

仕事をしてお金を稼いで、食べ物や日用品を買って、家賃や光熱費、さまざまなローンを支払うっていう暮らし。

今でいう「普通」です。


もう半分はお金に頼らない暮らし。

そういうと物々交換だったり自給自足だったりを思い浮かべるかもしれません。

私でいうと診察をしてお金を頂く、という普通の暮らしと、そのついでにご飯をご馳走になったりお土産をもらったり、そして「泊まっていく??」と言われて泊まったりw

ご厚意にあずかる感じです。

そういう時は思いっきり甘えさせていただいておりますw


じゃあ実際にお金を払った時、お金が解決してくれているのかって言ったらそうじゃないんですよね。

100万円持っていても砂漠でおにぎりは食べられません。

おにぎりを握っている人がいて、その前にはお米を持ってきてくれる人がいて、お米を作っている人がいて、それ以外にもさまざまな人が絡んでいて、そして最終的に、全てのものが最終的に行き着くのが「自然」です。

なんならお金という物質自体、自然の恵みがなければ存在しません。

そしてその問題を解決してくれる人がいなければ、お金なんていくら持っていても意味がありません。


日本のお札には「日本銀行券」って書いてあります。

日本銀行が発行している「券」です。

日本にいるとお金ってとてつもなく強い意味のあるもの、って感じがしますが、海外に行くと物価もよくわからないし通貨の単位も違うし、お札やコインも違う。

そして一番良くないのが、最近のことはアメリカしか知らないですが、なんで向こうのお金ってあんなにペラペラであんなにボロボロなんでしょうか??😅

もうそうなってくるとそのお札に対するイメージは日本のものとは大きく異なり、テーマパーク内の通貨みたいな、人生ゲームやモノポリーなんかのおもちゃの通貨とそんなに変わらないような錯覚が出てくるんです。


要は自分が困っているときに手を差し伸べてくれた方へのお礼として、お金っていうものがあった方が便利だし、単位が決まっているとなんかやりやすくない?っていうぐらいの存在です。

それのために身を削って働く、っていう行為がなんとなく違和感が出てきてしまったんです。


よくお金を持っている人から言われることがあります。

「お金は目的ではなく結果だよ」

何人にも言われました。

みんな絶対にご飯を奢ってくれました👍


一方でお金に困っている人ほどお金のために仕事をしている印象があります。

実はこの矛盾を今検証中なのかもしれないです。


最近よくお金の話をされるんです。

俺が「薬やめて食事で」とか「なるべくいろんなことをやめて自然に」みたいなことを言っているからなのか
「そんなこと言ってもしっかりお金稼がないと」
って言われるんです。

他にもお金のことになると急に怖くなる人もいます。

でも前回も書きましたが、自然界のものはちょうどいい時に、ちょうどいい量がやってくるようになっていると思っているので、お金が欲しい時にはそれにちょうどいい額がやってくると思うんですよね。

今は今の仕事の仕方で借金せずしっかり暮らしていますし、仮に今の年収の5倍ぐらいあっても余ってしまうので、ちょうどいいんです。

そうやって考えると本当にやりたいことができ、やりたいサービスができるんです。


そしてもう一つ。

食べ物を買うためにお金を稼ぐ、だったら食べ物は作って仕舞えばいい。

医療もそう。

医療のためにお金がかかる、だったら医療にかからないように食べ物を自分で作って仕舞えばいいし、生活リズムを自分で見直したらいい。

教育もそう。

親に余裕がないから全て外に任せているんであって、余裕があるんだったら見てあげればいい。


色々とお金が必要なくなってくるんですよね。

そうすると無理してお金のため、って思う必要もなくなり、自分では難しい問題は誰かに頼って、その時にはお金を使う。

それで十分なんですよね。


そして先日飼い主さんにこんなことを言われました。

「足りないぐらいがちょうどいいんだよ」

全てを満たそうとするから全てをお金で解決しようとするんです。

ちょっと足りなかったら自分で工夫するし、その環境に自分を合わせに行くんです。


自分が妥協なく満足できていれば、それでいいんですよね。

周りの意見なんて関係なく、自分が家族や犬と一緒にいれて、ある程度の食べ物があって、ある程度の暮らしができていれば、本当にそれだけでいい。


そうするとお金は便利な道具として本領を発揮してくれる、って思っております🤲


では🤗

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  1. ぽぽのたん

    「お金の奴隷」斬新な言葉で驚きました!笑
    会社員4年目ですが、仕事のことでずっと悩んでいます…
    不自由無く、犬猫と暮らしていますが、今の収入では将来が不安で転職するか起業するか悩んでいるのでとても心に刺さりました。

    • ときわのもり動物病院

      今の収入だと将来が心配、って俺もそう思っていましたが、そうなるといくら必要なの??っと自問しても答えが出ませんでした。
      むしろコロナになり、来年どころか明日もどんな世の中になるかがわからないので、数十年先のことなんて考えるのをやめましたw

      知り合いに言われましたが、悩んでいるんだったら自分の中では答えは決まっていて、あとはそれを一押ししてもらいたいだけ、ですって。

      確かにそうだと思いました。

      だから自分はやりたいことはやるようにしていますし、それ以上にやりたくないことはやらないようにしています〜

執筆者
林 潔高
林 潔高
獣医師
林 潔高(はやし きよたか)

2012年に日本大学を卒業後、静岡市内および東京の動物病院で勤務。

2019年から2年半、24時間体制の動物病院「動物救急センター」で勤務。

2021年より東京の動物病院で院長として勤務した後、2023年に独立。

現在、東京・神奈川・埼玉・静岡で往診しています。

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